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想像するだけで恐ろしい。
先日襲ってきた蕪木ですら、秀樹を子供のようにあしらったのだ。
そんなのが大量にいるのと等しい力を持つなんて、もう地上最強どころか宇宙レベル。
会った瞬間に、死が確定してしまうだろう。
「ちょっと、仙山さんに聞いてほしいことがあるんだけど」
「何でしょう?」
胸にためていた不安に、立ち向かう時が来た。
サリアの表情は、つぎに秀樹が何を言うか分かっているかのように穏やかだ。
「オレに、訓練をつけてくれないかな? 君みたいに強くなりたい」
能力者たちに襲撃されていたら、いくつ命があっても足りない。
せめて、自分の身くらいは守れるようになるべきだろうと、秀樹は強く感じていた。
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