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レースのカーテンを開けた先には、数名の女子生徒の写真。それらをランダムに壁に貼り付けてある。こいつらを綺麗に並べておく必要なんてないもの。
「“害虫”は早めに駆除しておかなくちゃ。え? …ふふっ、大丈夫よ悠くん。また芳子に頼むから。あの子は私に忠実だもの」
空いているスペースに日下の写真も貼り、顔部分を上から赤いマジックで塗り潰した。
「可哀想にね…こんなに若くて可愛いのに。でも仕方がないわよ。
自覚のある自信で、無自覚に私を不快にさせたことを後悔するがいいわ」
カーテンを閉め、身に付けていた洋服を脱ぎ捨て再び悠くんの隣に座った。
「この下着、どうかな?この前買ったばかりなんだけれど、柏原はこういうの好きかしら」
あぁいったタイプは意外と、ピンクや白よりもこういうシックな色をした下着を好むはず。
ブラの谷間中央に飾られているチャームは私が動く度、上品に揺れている。
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