第8話 ツカサの正体

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焦らされると好奇心はさらにあふれ、前のめりになったツカサは彼女と数十センチの距離まで迫る。 左手をマットについて支え、浮いた右手は彼女の胸の前で静止していた。 「……い、いいけどね。ちょっとなら」 比菜子がゴーを出すと右手はピクリと揺れ、再びゆっくりと近づけていく。 ふわっ、と表面の曲線に触れ、次にもちっ、と柔らかで弾力のある質感。 「うわっ……ヤバい」 ぷにぷにと二、三度指先で押した。 そして包み込むようにして、手のひらを沿わせる。 「……ん、あ」 ピクンと比菜子の睫毛が反応した。 自分の胸もとに目を落として顔を赤らめている彼女に、ツカサの胸はギュンと音を立てる。 (なんだこれ、すげーかわいい……) 近づいて彼女の足を挟んで膝立ちし、もう一方に左手も沿わせると、 「あ……」 比菜子はさらに甘い声を出す。 「ツカサくんっ……」 (ちょっとってどれくらいだ……? どこまでしていいんだ……? 揉んでいいのか? 脱がすのは? 舐めるのは?) 魅惑的な膨らみを凝視しながら、ハァハァと喉が焼けつくくらい音を立てて呼吸をする。 興奮したまま触っていると、彼女のタンクトップに伸縮性があることに気がついた。 谷間を隠しているウェアの襟元に指を引っ掛け、それを下へとずらす。 「きゃっ……」 タンクトップの胸もとはビヨンと伸び、カップも簡単にずれ、そこから胸がポロリとこぼれる。 「ダ、ダメだよ、ツカサくんっ……」 比菜子が慌てて手で隠したがすでに遅く、ツカサの指は胸もとからタンクトップの中へ侵入し、膨らみを直接揉みしだいた。 「……柔らけ……ヤバい……なんだこれ……」 手に吸い付くような感触に夢中になり、遮ろうとする彼女の両手首を片手で捕まえ、問答無用で続行する。 「あっ……や、ちょっとって言ったのにっ……」 「無理っ……止まんねぇ……」
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