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その日からは加速したように思えました 小さなナツキちゃんの初めての育児にはたまにケンカをすることもあって そんな日はいろいろ気にかけて心配になりました 私はこのの未来を知っているのだから何も心配は要らないのに… ナツキちゃんが初めて歩いた日も 初めての離乳食も その場面に出くわすことができて  喜んでいる自分に 少し笑ってしまいます ある朝 ナツキちゃんは本当に“赤ちゃん”でした それは“赤ちゃん”ではおっかなびっくり ナツキちゃんを抱っこしていました あぁいよいよだ そう感じました ナツキちゃんともお別れです ユウジくんの時より 落ち着いた気分でした 心の準備ができていたからでしょうか?私もの前から ナツキちゃんをじっと見つめました 私はナツキちゃんのと同じ顔でナツキちゃんを見つめていたと思います ナツキちゃんの手がさまよいながら私の方に向かって(くう)を掴みます はっとなって私もナツキちゃんの手を握ろうとしましたが それは叶いませんでした ただその手に私の手を重ねて 「バイバイ ナツキちゃん」と呟きました 自然と笑顔で自然と涙がこぼれました 2日後 家に誰もいませんでした 不安に思いつつも仕事に集中します 次の朝 お腹の大きな が家にいました あぁ 出産だったのか ナツキちゃんにお別れできてよかったなぁとを眺めて思いました それからしばらくはと一緒の時間が増えました 
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