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その日はがリビングで外を眺めていました 今にも降りだしそうな空  キッチンでコーヒーを飲みながらを見ていると 『ねぇ 誰かいるの?いるんでしょ?』突然が話し始めました これって私?は構わず話します 『私さ あの人と結婚しようと思うんだけど 大丈夫かなぁ?』もしかして まだ結婚前? 『もう同棲も長いし プロポーズ受けようかなぁ』そう言うことか 『大丈夫かな?いいよね』はい大丈夫ですよ 『私何してんのかな?まぁ独り言ってことで 誰かさんもさ お互い幸せになろうね』なーんてねとは笑いました その日から何日か “恋人”である2人がのんびりと過ごしていました 幸せそう と文句無しに言える2人にとても癒されました 思えば こののおかげで初めての1人暮らしは初めから寂しくなく 仕事にも肩の力を入れすぎず馴染んで行くことができました 気付けば生活にも仕事にも余裕ができています  そして それは唐突に 2人の“恋人”も部屋からいなくなりました  『幸せになろうね』の言葉が耳によみがえります 「バイバイ ありがとう」誰もいないキッチンに私はそっと呟きました
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