第2話

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第2話

 気づいたらどこかにテレポートしていたようだ。 「どこよ!ここ!」 私の声が響き渡る。 あたりには、見たことのない家の街並み。cafeや、ショッピングモールの様な都会とエメラルドグリーンの海。それに、ずっと行きたかった観覧車やジェットコースターもある。 全国の遊園地を調べて、たまにYou Tubeを見るくらいの私でも分からない遊園地。 人混みもできてる。私もそこに行こうと歩き出した。なんの人混みだろ?気になる! 「今日は魔法試験の日だからね。」後ろから突然声がした。急なことだったから驚いた。そして後ろを振り返ると、オレンジ色のトンガリ帽子をした女の子が立っていた。 「魔法試験?」なんのことだか 分からない私は聞いてみた。 「そう!あなたも対象じゃないの?一緒に行く相手を探してたから、一緒に行かない?あなた名前は?」と笑顔で聞く女の子。 「私は塚沢(つかざわ) 澤海(たくみ)だけど…。あなたは? 「セントリアーヌだよ!澤海よろしく!ところで、澤海、帽子は?」 「帽子って何?」 「え、帽子持ってないの?澤海ってどこから来たの?」 「どこって…。東京だよ?」 「東京ってどこ?ここは、シルバーグリッサシティだよ?」 「シルバーグリッサシティ?」 「そう!魔法が使えないとこの世界には入れないの。1人1つ特別な魔法を持っていて、その魔法を試すのが魔法試験。この国に魔王や魔物や怪物が襲ってこないようにするの。その中でも、守備と攻撃、銃撃に強い3つのグループに分けられるの。それが分かるのも、この試験。必ず、この試験を通って何かしらの力を手に入れないと。この世界では生きていけないの。」 「私、そんなの持ってないよ。しかも、魔物や魔王、怪物なんて怖いよ…。」 「でも、澤海もその対象のはずよ!一緒に行ってみよう!」 セントリアーヌは、急いで私を魔法学校に連れて行った。
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