第2話

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映画か、アニメで見たような時計が着いてて鐘がある魔法学校に着いた。魔法学校では、魔法の練習の最中。 「1557番。入りなさい。」 「はい!」 「あなたの魔法は?」 「癒しです。」 「それでは見せなさい。」 「はい!」 眼鏡をかけて厳しそうな顔をする魔法学校の先生。あの先生に魔法を見せるの? ドキドキして鳴り止まない胸に手を当てて、自分を落ち着かせる。 何人もの生徒が緊張している。とうとう、セントリアーヌの番になった。セントリアーヌは、攻撃魔法を見せていた。先生も納得な顔。 「これで最後ね。お疲れ様。」 魔法学校の先生は言って、この教室を出ようとした。 「待ってください!澤海がまだ受けてません。」 そこで、セントリアーヌが私を指差して言った。 「あら?あなた、見ない顔ね。名前は?」 「塚沢澤海です。」 「そんな子、ここの生徒でしたっけ?」 「そうですよー!」 セントリアーヌがフォローしてくれる。私はここの生徒じゃないけど。 「じゃあ、あなた、魔法を見せてご覧なさい。」 「魔法ってどうやるんですか?」 「何をとぼけてるの?やりなさい!」 「セントリアーヌ、助けて。」 「え、魔法使えないの?」 「使えないけど…。どうしよう。」  私が魔法を使えないことを知って、今まで試験を受けた子皆が振り返った。 「あの子、魔法使えないんだって。」 「変なのー。」 「どっから来たの?」 「わからないけど、キモくない?」 「ねー。」 と、クスクス声が聞こえた。私は、現実世界でも異世界でも取り残されてしまった。 「ほんとに使えないの?澤海。」 「そうだけど。」 「チッ。なんなの?使えないじゃない?折角、友達できると思って、話しかけてやったのに、私がバカみたい。」 とセントリアーヌが言うと、 後ろで「セントリアーヌのせいじゃないよ。」って言う女のコの集団がいた。 「あんた、どこから来たの?」
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