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わたしって
すごくちっぽけだなあ…。
“くだらない女の子になるなんて思わなかったなあ”…みたいな文章を、どこかで見かけた記憶があるんだけど(誰の言葉なのか、はたまた本に書いてある文章だったのか。本当に覚えていない)まさに今のわたしってそうだなあって思ってしまう。
突然ですが。
わたしがこの世で1番恐怖を感じているのは、自然界の脅威。…抗いようのない、もう受け入れるしかないもの。
人の感情が動いて襲ってくる恐怖も怖いのだけれど、それとはまた別の恐怖。
天秤にかけたくはないけれど、恐怖のくくりの中では、どうしても…何も感じられない自然の脅威が1番怖いのだ。
最近あった、大きな地震もまたそうで。
あのとき、ちょうど息子を寝かしつけて一緒になってうつらうつら、船を漕いでいたところでした。
夫が「地震!」と家の中を駆け回り、すべての出入り口を開放していて。
わたしはわたしで、いっこうに目覚める気配のない息子に寄り添いながら、夫が連れてきた愛犬とともに、寝室でじっとしていました。
寝室が1番、背の高い家具やら物やらがないから、安全だと思ったんです。
あまりの地震の長さに、身も心も震えました。
防災セットはしばらく確認できていないけれど、大丈夫だろうか。
…そういった、『いざ』のときを思って、ひたすら思案していました。
程なくして地震がおさまり、ニュースに耳を傾ける。それでも、その夜はもう胸がドキドキして…眠れなかった。
…と、記憶していましたが、眠りから覚めた感覚を得て、どうやらわたしは眠れたんだな、と知りました。
心が弱ってしまった学生の頃。
その日は3月11日でした。
あの日地震が起きたとき、わたしは実家の家に1人でいて、大きな横揺れの中、棚から落ちる食器類を目にしてパニックになって。確かあれが、はじめての心因性からなる病気の前兆だった気がします。
たまたま家に戻るタイミングだった父が、慌てて玄関を開放し、わたしを呼び。
…そのあとのことは、あまりよく覚えていません。
災害地の方々の方が、よほど大変な思いをされたことだと思います。
だからこそ、わたしの身の上話をここで綴るには少し…いや、かなり。抵抗がありました。
でもやはり、わたしの感じる自然の脅威を文章にするには、どうしても欠くことのできないものでもあるのです。
こうやって書くと、やっぱりちっぽけですね。
平和ボケしてるから、こんなことで動揺してしまうんだろうなあ。
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