すきなひと

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すきなひと

小説書きなよ!って思ったあなた…! ほんとそうだよね!笑 わたしもそう思う!笑 あれこれタスクを片付けて、今やっと「…ふぅ」と座りました。おしりから根っこが生えないうちに、また動かないとなあ。 …と、そんなときにママ友から電話が。 内容は、卒対のことでした。 ⚠︎説明しよう!卒対とは! - - - - - - - - - - - - - - - - - 卒園(卒業)対策委員会の略で、幼稚園や学校とは無関係に、保護者が中心になって動く役員のことです✌︎ 詳しくは、さ、その端末で検索let's go!笑 さて、話は戻り。 わたしはその役員の壁面係をしているのですが、一応代表を名乗っているので資材の買い出しの確認をしたいとのことでした。 基本的に会計関係はその方にお任せしているので、わたしはただGOサイン出すだけなんだけど…。笑(代表とは。笑) 壁面幹部は、わたしを入れて合計4人。 いろいろとトラブル多発しましたが、今ようやく終わりが見えてきてほっとしてます。 幹部を一緒にやっている3人とも優しくて頼もしくて大好きだけど、その中でもひとり、わたしの好きなママがいます。 それが、電話をくれた方。 仮の名をみーちゃんとしましょう。 みーちゃんと言いながらわたしよりもお姉さんなんだけど。笑 みーちゃんとは、息子同士が年中組のときクラスが一緒で、子ども同士が仲良くなったことで距離が縮まりました。 おっとりとしたマイペースなところがあって、一緒にいるとつい慌ただしく余裕のない心が不思議と落ち着いてくる。 そばにいてとても居心地がいいのです。 人前に出ると上がってしまって、あれこれ喋らなくちゃ…!と混乱するわたしが、ママ友の中で唯一普段の情けない姿のまま会えるひと。笑 話し方、言葉選び?がとてもすき。 たとえば、飼っていたカブトムシが天に召されてしまったとき。 「うちにいたね、カブの助(カブトムシの名前)がとうとうお亡くなりになってしまったの」 死んじゃったんだ、ではなくて。 お亡くなりになった。 そこに引かれた一線に寂しさを感じると同時に、わたしは愛おしくなりました。 これだけに限らず、みーちゃんの言葉選びは独特で、とても興味深い。 なので、話をするときはついついじっと聞き入ってしまいます。 わたしにはない発想から生まれる言葉。そして、その言葉に惹かれているわたし…。 いませんか?好きな話し方をされるひと。 わたしはそんなにママ友いないけど(ママ友が多ければいいなんて全く思ったないけど)、みーちゃんに会えたから良かったなあって思います。 そんなみーちゃんに会ってから。 わたしは、人間って…わたし以外の人も、わたしと同じように歪なんだなって思いました。 それまでずっと、わたしだけが歪で、不完全で、幼稚で、苦しいのだと思っていたんです。 見方を変えれば、自分は特別だと思ってた。笑 これを厨二病っていうのかな?違ったらごめんなさい。 その話はまた今度。 自己肯定感が低いので、わたしだけが欠陥品だと思っていた時期がありました。 20代は、ずっとそのことに苦しんでいた気がする。本当に、苦しかった。華々しい記憶があまりない…。 わたしとは、何者なのか。誰なのか。 どういう人なのか。 それを、今でも模索している途中です。 (同じ!共感!と思ったあなた、石田ゆり子さんのエッセイおすすめします。特に天然日和) みーちゃんも、完璧に見えていたけれど、日々過ごす時間を共有するたびに、そうではないんだなあという事が見えてきました。 誤解されそうですが、それで嫌悪したかって言えば、まったく違います。 むしろ、好感を感じました。 そのちぐはぐさが可愛らしいと、そう思ったんです。そう思ったのは初めてのことで、わたしは本当にびっくりしました。 そう感じたとき、わたしは初めて自分の歪さを可愛らしいと思えるようになったんです。 だから余計に、みーちゃんには特別な気持ちを抱いています。 みーちゃん、もう家に帰ったかな…何してるかな。ごはん食べてるかな。 …きっと韓国ドラマ観ているな。笑
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