ファーストラヴ

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ファーストラヴ

映画の特集が、昼に王様のブランチでやっていた。北川景子ちゃん、すごく大人っぽく、かつ落ち着いた雰囲気が増したなあ。芳根京子ちゃんは、あまりよく知らないけれど…役柄(環菜)とは一転した、可愛らしい表情をする子なんだなあ、と。 中村倫也さんは、個人的にあまり好きになれなくて…。ここではあまり深く触れないでおきます(ご本人様ファンの方すいません)。 ブランチに出てらっしゃる、お笑い芸人の近藤さんっていう女性(グループ活動されてると思うけど、グループ名がわからない…!)。 この方、毎回原作を読んだんですよねって話を振られているけれど、すごい読書家なのかな? 的を得た、でもネタバレはなく…興味を煽るような感想を述べられてて、いつもすごいなあって思います。 わたしだったら、きっとカンペがないと上手く感想も述べられないわ…およよ。 この前も書いたけれど、頭が真っ白になってしまうんです。緊張、してしまって。 「(殺人の)動機は、そちらで見つけてください」 環菜の、この言葉をはじめて読んだとき…。すごい、得体の知れない恐怖を煽られました。 他者が事実を暴いてゆく。 それが感情的な部分となってくると、いかに不確かで、不明瞭で、脆いものか…。 当人すら正解の答えを持ち得ていない中での模索作業。それに関わる人間もまた、軽い気持ちではできないことだろうと思います。 環菜の動機の真相を探っていく作業。 それは結局、自分の真相を探っていく作業に類似している。 原作者の、島本理生さんの取り上げたこのテーマは、とても小さく、見落としてしまいそうな繊細な題材にあるなあと思いました。 そして、その着眼はーーわたしの見習いたいところだな、とも。 島本理生さんの作品は、まだファーストラヴのみしか読んでいないので軽率な発言はできないのですが…。 それでも、その文章、作品の描き方はとてもわたしが好感を持つものでした。好み、というんですかね。 ぶっちゃけ、嫉妬しました。笑 ずるい、なんでこんな作品が書けるのって。 …すいません、偉そうに。 でも、ファーストラヴを、島本理生さんの著書を読んでからわたしの原稿を書くスピードが格段に上がりました。 …負けたくなくて。笑 こんな風に、誰かに思ってもらえる文章を、作品を、わたしも描けるようになりたい。 そんな思いを、島本理生さんがわたしに植え付けたように。わたしも誰かに植え付けたい。 やってやるぞ。 そう思いましたね。 いやほんと、おこがましいにも程がありますけど。笑 わたしのバイブルです。島本理生さん。ファーストラヴ。
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