髪や目の発色

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髪や目の発色

 魔法のもとになる「魔素粒子」が体に十分馴染んだ魔法使いの髪や目の色は、(多くの場合遺伝特性を反映した色に)変化する。メラニン色素に魔素粒子が干渉して起こる現象で、全ての体毛と目が発色を起こす。日焼けにはほぼ影響しないが、たまに影響する。  とは言っても、発色現象が起こった瞬間に黒人が突然色白になる、といった現象は起こりうるものの肌が緑になったりはしない。肌に影響が及んだ場合は、ほとんど髪色とは無関係に白くなる。たまに真っ黒になるが、それでも白と黒しかない。  この発色は遺伝的な魔法の適性の表出でもあり、光の三原色のどれに一番近いかで魔法の傾向が大体掴める。リヒト家のような遺伝とは無関係の発色が起こるケースは例外。  また、無彩色を発した場合は、極めて特殊な傾向になる。  青に近い場合、万能型になる。一般的な人の場合は、日常のあらゆる場面に応用がきく。戦闘員になると、器用貧乏感が目立つ。ただし、アイリアのように「器用万能」なタイプにもなれる。  赤に近い場合、攻撃的になる。一般的な用法がかなり乏しい。実際に上流階級の家柄がこの色には多く、戦闘行為や研究と縁が全く無い人物が赤系色を強く発しているのは珍しい。つまりフォイエルは元々そういったレアケースである。  緑に近い場合、トリッキーになる。条件付きで起動する技であるとか、フェイント技だとか、そういったことが得意。治療に最も長けている。エリアスは元々この色で発色している可能性がある。  また、例外的に目だけが真紅の輝きを宿すことがある。これは目と髪の色が一致しない希少な例であり、この目を持つ者は魔法のブーストによる肉体への負担がかなり小さいため、強力な魔法を使いやすい。  該当者はベレス、エリアス、ルーシィなど。
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