Note.ΑΩ 裏設定集

ベレス

　元軍人、現在はトイフェル家付の護衛専門のSPをしている。トイフェル家が誇る最高戦力であり、その実績は目覚ましいものがある。大胆にも武装集団がトイフェル家邸宅に侵入しようとした際に、空間魔法でミヒャエルが検知したことを知らせた5秒後には全員を再起不能にしたことがある。

　本名、ベレス・クロートー(Byleth Clotho)。父方の血筋であるクロートー家は別に特別な家柄というわけでもなく、母方も研究者を度々輩出するものの目立った業績もない、少しいいくらいの家柄だった。ベレスの凄まじい戦闘力や魔法に対する知識は遺伝的なものはない、全くもって後天的なものである。強いて言うならその基盤に偶然の先天的才能たる真紅の目があるくらい。

　掃除やセキュリティなどにも気を配れて、頭もいいので、パッと見完璧超人だが、口を開けば脳筋の疑いを持たれるのは必然とばかりの好戦的な人物。料理が苦手なのも相まって、完璧超人感は弱いと言ってもいいだろう。しかも頭がいいとは言っても文系分野はからっきしだったりする。
　自分に寄生する虫の生まれ育った場所が考古学的には貴重な遺跡ともいえる土地だったということにすら興味を示さなかった。

　自分の体にゲジが寄生しているということに関しては嫌悪感があり、大学生時代に食べたことを若干悔やんでいる。だが、そのおかげでついた不死身体質は大いに役立てており、ものも使いようだとも思っている。
　ちなみに不死身を解いてベレスを殺す方法とは、首を切った上で飛び出した虫を引っこ抜くことである。胴を切った場合は両断面から飛び出し、腕や脚、頭ではうまく引っこ抜けないようになっている。