作者あとがき

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作者あとがき

 この度は、『だらしない雨の中で』を読んで頂き、誠にありがとうございます。今作は私が初めて書く小説で色々と至らないところもあったかとは思いますが、沢山の人に読んで頂くことができて大変嬉しいです。  まさかトレンドランキング入りしたり、新作セレクションに選出されるとは思っておらず、その度に驚きと読者の皆様に感謝を覚えたものです。  今作のラストシーンは、東野圭太の想いが涼野美雪に届くことはなく、彼女は自身の命を絶ってしまうというものですが、これは今作を描き始めた時には決めていたシーンでした。連載途中で涼野美雪というキャラに愛着が芽生え、そのシーンを変えるかどうかギリギリまで悩んだのですが、彼女の生い立ちと心情を考えると変えることはできませんでした。最後まで読んで下さった方は色々と思うことがあるかもしれませんが、どうかご理解頂けたら幸いです。  今後は、気が向いたり時間がある時は今作の加筆・修正を行うかもしれません。序盤は特にまだ執筆に不慣れで、個人的に書き直したい部分も多々あるので、もし宜しければたまに読み直して頂けたら嬉しいです。また、次作を思いついた際には、エブリスタで発表しようと考えているので、もしお見かけしたらそれも読んで頂けたらと思います。  最後に繰り返しになりますが、今作『だらしない雨の中で』をご愛読頂き、ありがとうございました。
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