オオカミは1人だけ

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 トモがジーンズを脱ぎ捨てると、そこに現れたのは派手なボクサーを身に纏い、大きく盛り上がっている下半身だった。このボクサー見覚えがありすぎる。えっ? じゃあ黒のカルバンクラインがユウで、トモはこのブランド名が分からない、高そうな……これ? 「そんなに見つめるな。カズに見られてるってだけでイキそうだ。もう少し、待ってて。」  トモが僕の視界を遮るようにまた身体を重ねてキスをしてくる。僕の半勃ちになった分身に硬くなったモノを擦り付けながらの濃厚なキスを受けて、僕の頭はもう何を考えたら良いか分からなくなっていた。 「少し足を広げて。」  トモの言葉に足を広げると、素早くトモが下に降りていった。 「うあああああン……!」  僕の分身がトモの大きな口に咥えられた途端に声が漏れて手で口を覆った。もう既に勃ち上がりつつあった僕の分身に血が急速に集まり、ズクズクと言いようのない衝動が僕を襲っていた。 「ほら、声を聞かせてって言ったろ?」  腕を捕まえられて、下に降ろされ手首を布団に縫いつけられる。その状態でまた分身が咥えられ、もう声を我慢することなどできなかった。 「ああン……トモっ、トモっ! 僕、どうにか……ああああン……!」  トモの舌が僕の分身を咥えたまま舐り上げる。先端の割れ目を舌で刺激され、もう限界が近づいてきていることを感じていた。 「イキたい?」  下から声が聞こえる。僕は迷わずに頷いた。トモの舌が臍の下を這いながら、時々強く吸われるたびにピリッとした小さな痛みを感じた。 「じゃあ、腕はこのままで。」  何を言われたのか分からないままに、トモの舌づかいに翻弄される。いつの間にか分身を咥えられながら、トモの手が僕の全身を撫で回されていた。 「んあああっ、くる、くるっ! トモぉっ」  いつの間にか頭の中が再び白くなり、背中が弓形にしなっていた。脱力して自分がイッてしまったことを知る。トモが再び覆い被さってきてキスをしてきた。 「カズの出したモノ、一滴残らず頂いた。甘くて美味い。カズはどこも甘くて癖になる。」 「はぁっ、はぁっ、はぁっ……。」  言葉にならない……甘いって何? えっ? 精液って甘いものなの? 「脚を上げて。そう、俺に全部任せて。カズは何も考えなくていい。」  気がつくと僕の腰に枕が充てがわれ、大きく開かせられた脚の間に、ボクサーを脱ぎ捨てたトモが膝立ちになって見下ろしていた。カアっと顔が熱くなる。トモの分身は……想像以上だった。 「ほらほら、顔を隠さないで。俺に見せて?」  手が顔の両脇に縫いつけられ、顔中にチュッ、チュッ、とリップ音が響く。 「トモ……。」 「大丈夫。俺に任せて。怖くない、優しくする。」  どこかでカチッと音がする……。トモのキスを感じながら、僕の下腹に冷たい液状のものが落とされ、ゆっくりと流れていくのを感じていた。    
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