告知

1/1
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ

告知

翌朝、俺とカズナさんは、バストゥークにチョコボを走らせた。チョコボで帰ろうとの、カズナさんの提案によるモノだ。カズナさんのチョコボは、「ヴェルスター」という名前だ。めちゃくちゃ育成しているw 「アズー、遅いぞ〜w」 「グゲゲェ・・・。」 「カズナさん、ヴェルスター、育てすぎw アズーが、息上がってるよw」 「ふふふ。悠人、お前もまだまだ、甘いのぅw」 「アズー、頑張れ^ ^ ヴェルスターに負けるなw」 「まぁ、アズーも中々だがな^ ^ でも、ヴェルスターには勝てんw」 「グゲッ、グゲゲ〜。」 「しょうがないな、ちょっと、休憩するか^ ^」 パシュハウ沼で俺達は、一旦休憩した。 「悠人、パール付け替えないとな。そろそろ。」 「あ、そうだったw」 「コラ、お前、マスターだろw」 「あははははw」 俺とカズナさんは、ネクストステージのリンクパールに付け替えた。皆んなの会話が流れて来る。 「あ、マスター、カズナさん、おはよう御座います。」 「こう太郎、お早う^ ^」 「こう太郎君、お早う。今日も元気だな^ ^」 「はい、カズナさんも、元気ですか?」 「おぅ、俺も元気だよ^ ^」 「えへへへ♪」 「皆んな、昨日は、二人で空けちゃって、申し訳なかったね。サブマス、カスミちゃん、彩ちゃん。お疲れ様でした。ありがとう。」 「いいえ、マスター。大丈夫です。古巣はどうでしたか?」 「うん、何か、落ち着かなかったw 懐かしかったんだけど、やっぱり皆んなとの方がしっくり来るよ^ ^」 「あはは、そりゃ、ウチのマスターだもん。カスミを置いてくなんて、信じらんな〜い。」 「カスミちゃん、ごめんよぉ。お土産あるから、勘弁w」 「嘘、嘘。マスターが元気そうなので、カスミ、安心したわ^ ^」 「カズナさん有り難う御座いました。マスターもリフレッシュ出来たかな?」 「あははは、彩ちゃん、マスター、飲んだくれてたぞ〜w」 「なぬ、マスター飲んでたのかいな。何故、俺を呼んでくれんのだぁ(°▽°)」 「ちょ、じゅうさん、アンタ、昨夜、飲んでたでしょうがw」 「レイラ、俺はマスターと飲みたかったんだよぉ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 」 「あはは、じゅうさん、ごめんね。今度、サシで飲みましょう^ ^」 「本当か、マスター? ガハハハ。言って見るモンだw」 「もう、朝っぱらから、いい加減にしなさい。じゅうさんもマスターも!」 「あははははははw」 「マスター、又、レイラさんに怒られましたねw」 「雷電さんも、人事じゃないわよ( *`ω´) この酔っ払い共がw」 「はい、すみません。レイラさん・・・。」 「あはははは、雷電さんも怒られちゃいましたねw」 「カズナ、アンタもよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 」 「あ、はい・・・。」 「あはははは、皆んな、レイラさんに怒られてます。レイラさん、怒っちゃダメですよ^ ^ 僕、優しいレイラさん、大好き♪」 「あ、こうちゃん。ゴメンね。悪戯っ子ばっかだから。ウチ・・。」 「皆さん、悪戯しちゃダメです。」 「はい。」 「はい。すみません。こう太郎さん。」 「ゴメンなぁ。こうちゃん。」 「えへへへへへ。」 いつもの皆んなだ。俺の大切な仲間達。勿論、ハウリングムーンの皆んなも大事な仲間だが・・・。でもやっぱり、ネクストステージ、ココは俺の居場所なんだ・・・。 「今、パシュハウだから、もうちょっとしたら、戻るね^ ^」 「はーい」 「了解。」 「ゆっくりでいいですよ〜^ ^」 「マスター、いいLSだな^ ^」 「はい^ ^」 「俺も、ネクストステージに在籍出来て良かったよ^ ^」 「カズナさんも、大事なLSメンです。これからも^ ^」 「有り難う、マスター^ ^」 「はい。カズナさんが嫌がっても、離しませんからね。ご覚悟^ ^」 「ふふふ。俺もマスターをハウリングムーンから離さないからな^ ^」 「はい。離れません^ ^」 ヴェルスターとアズーは、颯爽とヴァナディールを駆け抜ける。カズナさんの背中を追いかけ、俺は、懐かしさを覚えた。人の背中を追う事なんて、最近なかったな・・・。師匠・・・。ネクスト・・・。 「マスター、迷ったら、置いてくぞ。セイヤッ!!」 「カズナさん、その台詞w」 「マスターの口癖だw」 「いいえ、それは、ネクストの口癖ですw」 「そうか^ ^」 「はい^ ^」 一体、俺達はどれだけこの世界を、駆け巡ったのだろう・・・。色々な出会い、別れがあって、泣いたり、笑ったり、大事な仲間が居る、大事な仲間が居た・・・。様々な思い出、現在進行形の様々な出来事・・・。早く皆んなの顔が見たいな・・・^ ^ 「アズー、行くぞ、全速力。」 「クエエェェェ。」 「うっほ、やる気出しやがったな?ヴェルスター、アズーに負けるな。」 「クエエエェェェェ。」 「ただいま〜」 「あ、お帰りなさい。マスター、カズナさん^ ^」 「こう太郎、ただいま^ ^」 「こう太郎君、ただいま^ ^」 「あら、早かったわね。二人共。」 「あ、うん。だって、レイラさん、ヴェルスター、めっちゃ早いんだもんw」 「あははは。確かに。ヴェルスターは、親父さんのシズラーより早いものねぇ。でも、アズーも早いでしょ?」 「全然、追いつけませんw」 「ふふふ、まだまだ、修行が足らんw」 「カズナが頑張ってる訳じゃなく、ヴェルスターが、頑張ってるだけでしょうがw 全く・・・w」 「こう太郎、皆んな、呼んできてくれるかな?」 「はい、マスター^ ^」 俺は、よくこう太郎をダシに使う。俺が召集をかけると、皆んなは構えてしまうからだ。こう太郎も分かってか?皆んなを上手く集めてくれる。 「皆んな忙しい所、急に集まって貰って、すみません。ココで、告知が有ります。えっと、今までネクストステージに三ヶ月間、色々とご教授して下さったカズナさんですが、来月、ハウリングムーンに戻る事となりました。変わって、ハウリングムーンのもう一人のサブマスが、ウチに来てくれる事となりました。」 「えぇぇぇ。」 「本当ですか、カズナさん。」 「えー、私、カズナさん、大好きだったのにぃ。」 「あははは、皆んな、ごめんなぁ。俺も本当はココに居たいんだけど、ウチのマスターからの命令じゃ逆らえないしな。折角、皆んなとも打ち解けて、俺も皆んなに良くして貰って・・・。とても、寂しいんだけど。」 「あら、何、今度、セツラが来るの?」 「はい^ ^」 「親父さんも、相当、マスターに入れ込んでるわねぇ^ ^ まぁ、その気持ちは、よく分かるけどね^ ^」 「えっと、今度、来て頂ける方は、セツラさんと言います。カズナさん同様、とても素晴らしい方なので、皆んな心配はしないで良いよ^ ^ セツラさんも、俺の兄貴みたいな人なので^ ^」 「ちょっと、頭硬い所が有るけど良い奴です。皆んなとなら、絶対に上手くやってけるから、心配しないでください。カズ君、途中で何か投げ出してしまうような形で申し訳ない。セツラには、しっかり引き継ぎをしておくから、安心してな^ ^」 「そんな、とんでもないです。カズナさん、今まで、本当に有り難う御座いました。とても勉強になりました。カズナさんと一緒に過ごせて幸せでした。コレから、もう会えなくなるのですか?」 「カズ君。ウチとネクストステージは、親戚みたいなモンだ。マスターが一生懸命にウチとネクストステージを繋いでくれてるんだよ^ ^ だから、アライアンスや他の事でも、又、皆んなと会えるよ^ ^」 「やった〜。これからもカズナさんと会えるんですね^ ^ 一緒に冒険出来るんですね^ ^」 「あぁ、こう太郎君、そうだよ^ ^」 「安心しました。カズナさんは俺の先生なので、もう会えなくなるのかと思ったら・・・。」 「カズ君、そう言ってくれて、ありがとう。俺もカズ君のコレからを、ちゃんと見守ってるから、大丈夫だよ^ ^」 「カズナさん、有り難う御座います。」 「皆んな、悠人マスターは、ウチで皆んなの事を思い、色々とウチのマスターに頭を下げたり、ウチのメンバーの為に働いてくれているんだよ^ ^ 皆んなには、そんな姿を見せないけど、そう言う悠人マスターの努力があるから、ウチのマスターも悠人マスターに協力したいと言ってます。その事は忘れないようにね^ ^」 「ちょ、カズナさん、それは言わない約束じゃ・・・。」 「いいや、言わせて貰う。まぁ、皆んなも分かってくれるLSメンだ。皆んな、悠人マスターの事を宜しく頼んだぞ^ ^」 「はい。」 「はい。カズナさん。」 「マスター、有り難う御座います。」 「マスターは、本当に頑張ってくれてるもんね^ ^」 「自慢のマスターじゃい^ ^」 「皆んな・・・。」 「皆んな、有り難う・・・。」 「あ、また、マスター泣いちゃうから^ ^」 「あははははw」 「ウチの泣き虫マスターは、最高のマスターだぁ^ ^」 「カズナ、有り難うね^ ^」 「レイラさん、悠人は俺にとっても、弟だよ^ ^ 当たり前の事だろ?こんな事。レイラさんもよく知ってるじゃないか^ ^」 「そうね。悠人は、なんだろうね。人を惹きつける力を持ってるのよね。レイちゃん、クラウスちゃんが見込んだだけの事は有る。」 「そうだな、レイラ。悠人は本当、馬鹿正直でな^ ^ カズナさん、有り難う御座いました、今まで。そして今度は、セツラさんまで・・・。ガイアスマスターに、厚くお礼をお伝え下さい。」 「じゅうさん、レイラさん。悠人の事を宜しく頼みます。時々、真っ直ぐ過ぎて突っ走るから。あの馬鹿w」 「本当、そうね。それが悠人の良い所でもあるのだけど・・・w」 「本当だなぁ。でも、俺はよぉ。悠人と会えて良かった。悠人とこの世界で一緒に暮らせて良かった。」 「そうね。私も^ ^ 今度、ジュノ行った時にでも、親父さんにお礼言わなくちゃね^ ^ 今、私がココに居るのも、レイちゃん、悠人、親父さんのお陰ですからね。ちょっと、顔出し辛いけど・・・。」 「レイラさん、親父も喜びますよ^ ^ まぁ、開口一番は例の如くでしょうけどねw まぁそこは、レイラさんも、よく知ってる筈w」 「あはははw そうね^ ^ カズナも本当にありがとう^ ^ 久し振りに、あなたに会えて、楽しかったわ。私も^ ^」 「次は、セツラが来ますよ^ ^ 親父と悠人が気を使ってくれたのかも、知れないですね。ひょっとしたら・・・。」 「悠人・・・。全く、馬鹿なんだから。あの子ったら・・・。」 「悠人、そう言う所あるからなぁ^ ^ クラウスちゃん仕込みか?ネクスト仕込みか?それとも、本人の持って生まれたモノか・・・w」 「そうね、じゅうさん・・・(〃ω〃) 」 その夜 「あ〜、疲れた〜。もう今日、あの後、大変だったよぉ。」 「どうした、彩。今日、新人さんだっけか?」 「うん。砂丘だったんだけど、野良組んでさぁ。」 「野良かぁ・・・w」 「ちょっと、悠人、笑い事じゃないんだからねぇ(ㆀ˘・з・˘) 」 「あ、ごめん、ごめん。タッキー君だよな?今日。」 「うん。タッキーさんは、全然、問題なかったんだけどね。」 「タッキー君、白だっけ?」 「うん。」 「で、野良で、特に私が見た限りでは、全然、問題なかったんだけど、メンバーに回復が遅いとか、やる気有る?とか言われてね。」 「うん。」 「私もイラっとして、タッキーさんを擁護したのよ。」 「うん。」 「したら、ソイツがさ。知ったかな事言い出して、面倒臭くなってきたから、論破しちゃったのね。」 「彩も中々、熱いなぁw」 「ちょっと、真面目に人の話、聞いてる?」 「あ、はい。ちゃんと聞いてます。」 「で、まぁ、私の事は、流石に一目置いてたんだけど、同じLSメンでPT組んで貰えないですか?野良でやられると迷惑です。とか抜かして来てさぁ。」 「そんな事、アンタに言われる筋合いはないわよ。」 「って、言っちゃったんだ?彩。」 「うん・・・・。」 「ぎゃははははw」 「ちょっとぉ、人が真面目に話してるのに、酷くない?悠人。」 「あ、ごめん、ごめん。 いや〜、意外にあなた、熱いのねw もっとクールかと思ってたけどw」 「ちょ、ひど〜い。私も落ち込んでるのにぃ・・・。」 「んな奴、ほっとけよw どうせ、砂丘なんだから、ご新規さんだろ?何、ムキになってるんだよw」 「分かってるってば。んな事。でも、タッキーさん、傷付いちゃってさぁ。私も見てらんなかったのよ。」 「う〜ん。まぁ、気持ちは分かるけど・・・。彩がご新規さんと、同じ土俵に立ってどうするよw」 「じゃぁ、悠人だったらどうなのよ。悠人だって直情型だから、絶対、論破するでしょ?間違いなく理屈捏ねて、相手に有無を言わせなくするわよ。私、知ってるモン。」 「・・・・・・」 「確かに、そう言うトコ、自覚は有ります・・・。」 「でしょ、私、ちゃんと、見てるんだからねw」 「彩さん、すみません・・・。」 「謝ったから、許すw」 「タッキー君は、大丈夫だった?」 「うん。かなり凹んでる。」 「そっかぁ。明日、カスミちゃんにタッキー君を付けるか?」 「うん。私もそれを言いたかったの。カスミちゃん、凄い上手いでしょ?そう言う所^ ^ 増して、魔導士同士だから、その方が良いかな?ってね^ ^」 「そうだな。流石は彩。よく見てる。俺が選んだだけの事はある。うん。」 「今更、遅いわよw」 「ごめんなさい。」 「カズナさん、帰っちゃうんだね・・・。」 「あぁ。」 「えっと、セツラさんだっけ?」 「うん。」 「まぁ、悠人のお兄さんのような人なら、きっと素敵な人なんでしょうね^ ^カズナさんみたいに^ ^」 「あぁ、ちょっと固い所は有るけど、俺の大好きな人^ ^」 「そっかぁ。もう一人のお兄さんだね^ ^ 楽しみだなぁ。早く会いたいな。」 「彩・・・w」 「ハウリングムーンは、アライアンス組まないよね?」 「いや。彩の時は、赤き騎士団だったからな^ ^」 「うん。エイシャさん、アンジュさん。レックスマスター。」 「そうだね^ ^」 「だから、カズナさんは、初対面だったから、私も緊張したのよ^ ^」 「そうだったんだw でも、カズナさん、素敵な人だろ?」 「うん。優しくて、カッコいいね^ ^ 流石、悠人のお兄さん。」 「有り難う^ ^ 彩。」 「私も、寂しいなぁ・・・。」 「ジュノにいつも居るよ。カズナさんは^ ^」 「うん。」 「今度、二人で、カズナさんの部屋、お邪魔しちゃおうw」 「あははは。迷惑じゃないかしら?」 「分かんねw」 「全くもう、悠人ったらw」 「そろそろ、寝ようか^ ^」 「うん。」 「あ、今日は、私、部屋に帰る。」 「あれ、そうなの?」 「うん。ここの所、毎日泊まってるから、流石にね・・・。」 「別に俺は構わないよ。」 「私が構うのw 皆んなに気付かれたら、大変でしょw」 「そっか・・・。」 「寂しい?」 「別に・・・。」 「全く、素直じゃないんだからw お休みなさい^ ^ 又、明日ね♪」 「うん、お休み・・・。」 そう言うと、彩は部屋から出て行った。とてもとても、久し振りな一人の夜・・・。彩と付き合い出してから、毎日の様に彩は俺の部屋に泊まりに来ていた。確かに彩の言う事に一理有る・・・。一応、マスターだしな、俺・・・。 俺はベッドで一人、寝付けない夜を過ごした・・・。いつもより広いベッド。彩と一緒に寝る為に、デカいベッドを購入したんだっけ。そう言えば・・・w
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!