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告知
翌朝、俺とカズナさんは、バストゥークにチョコボを走らせた。チョコボで帰ろうとの、カズナさんの提案によるモノだ。カズナさんのチョコボは、「ヴェルスター」という名前だ。めちゃくちゃ育成しているw
「アズー、遅いぞ〜w」
「グゲゲェ・・・。」
「カズナさん、ヴェルスター、育てすぎw アズーが、息上がってるよw」
「ふふふ。悠人、お前もまだまだ、甘いのぅw」
「アズー、頑張れ^ ^ ヴェルスターに負けるなw」
「まぁ、アズーも中々だがな^ ^ でも、ヴェルスターには勝てんw」
「グゲッ、グゲゲ〜。」
「しょうがないな、ちょっと、休憩するか^ ^」
パシュハウ沼で俺達は、一旦休憩した。
「悠人、パール付け替えないとな。そろそろ。」
「あ、そうだったw」
「コラ、お前、マスターだろw」
「あははははw」
俺とカズナさんは、ネクストステージのリンクパールに付け替えた。皆んなの会話が流れて来る。
「あ、マスター、カズナさん、おはよう御座います。」
「こう太郎、お早う^ ^」
「こう太郎君、お早う。今日も元気だな^ ^」
「はい、カズナさんも、元気ですか?」
「おぅ、俺も元気だよ^ ^」
「えへへへ♪」
「皆んな、昨日は、二人で空けちゃって、申し訳なかったね。サブマス、カスミちゃん、彩ちゃん。お疲れ様でした。ありがとう。」
「いいえ、マスター。大丈夫です。古巣はどうでしたか?」
「うん、何か、落ち着かなかったw 懐かしかったんだけど、やっぱり皆んなとの方がしっくり来るよ^ ^」
「あはは、そりゃ、ウチのマスターだもん。カスミを置いてくなんて、信じらんな〜い。」
「カスミちゃん、ごめんよぉ。お土産あるから、勘弁w」
「嘘、嘘。マスターが元気そうなので、カスミ、安心したわ^ ^」
「カズナさん有り難う御座いました。マスターもリフレッシュ出来たかな?」
「あははは、彩ちゃん、マスター、飲んだくれてたぞ〜w」
「なぬ、マスター飲んでたのかいな。何故、俺を呼んでくれんのだぁ(°▽°)」
「ちょ、じゅうさん、アンタ、昨夜、飲んでたでしょうがw」
「レイラ、俺はマスターと飲みたかったんだよぉ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 」
「あはは、じゅうさん、ごめんね。今度、サシで飲みましょう^ ^」
「本当か、マスター? ガハハハ。言って見るモンだw」
「もう、朝っぱらから、いい加減にしなさい。じゅうさんもマスターも!」
「あははははははw」
「マスター、又、レイラさんに怒られましたねw」
「雷電さんも、人事じゃないわよ( *`ω´) この酔っ払い共がw」
「はい、すみません。レイラさん・・・。」
「あはははは、雷電さんも怒られちゃいましたねw」
「カズナ、アンタもよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 」
「あ、はい・・・。」
「あはははは、皆んな、レイラさんに怒られてます。レイラさん、怒っちゃダメですよ^ ^ 僕、優しいレイラさん、大好き♪」
「あ、こうちゃん。ゴメンね。悪戯っ子ばっかだから。ウチ・・。」
「皆さん、悪戯しちゃダメです。」
「はい。」
「はい。すみません。こう太郎さん。」
「ゴメンなぁ。こうちゃん。」
「えへへへへへ。」
いつもの皆んなだ。俺の大切な仲間達。勿論、ハウリングムーンの皆んなも大事な仲間だが・・・。でもやっぱり、ネクストステージ、ココは俺の居場所なんだ・・・。
「今、パシュハウだから、もうちょっとしたら、戻るね^ ^」
「はーい」
「了解。」
「ゆっくりでいいですよ〜^ ^」
「マスター、いいLSだな^ ^」
「はい^ ^」
「俺も、ネクストステージに在籍出来て良かったよ^ ^」
「カズナさんも、大事なLSメンです。これからも^ ^」
「有り難う、マスター^ ^」
「はい。カズナさんが嫌がっても、離しませんからね。ご覚悟^ ^」
「ふふふ。俺もマスターをハウリングムーンから離さないからな^ ^」
「はい。離れません^ ^」
ヴェルスターとアズーは、颯爽とヴァナディールを駆け抜ける。カズナさんの背中を追いかけ、俺は、懐かしさを覚えた。人の背中を追う事なんて、最近なかったな・・・。師匠・・・。ネクスト・・・。
「マスター、迷ったら、置いてくぞ。セイヤッ!!」
「カズナさん、その台詞w」
「マスターの口癖だw」
「いいえ、それは、ネクストの口癖ですw」
「そうか^ ^」
「はい^ ^」
一体、俺達はどれだけこの世界を、駆け巡ったのだろう・・・。色々な出会い、別れがあって、泣いたり、笑ったり、大事な仲間が居る、大事な仲間が居た・・・。様々な思い出、現在進行形の様々な出来事・・・。早く皆んなの顔が見たいな・・・^ ^
「アズー、行くぞ、全速力。」
「クエエェェェ。」
「うっほ、やる気出しやがったな?ヴェルスター、アズーに負けるな。」
「クエエエェェェェ。」
「ただいま〜」
「あ、お帰りなさい。マスター、カズナさん^ ^」
「こう太郎、ただいま^ ^」
「こう太郎君、ただいま^ ^」
「あら、早かったわね。二人共。」
「あ、うん。だって、レイラさん、ヴェルスター、めっちゃ早いんだもんw」
「あははは。確かに。ヴェルスターは、親父さんのシズラーより早いものねぇ。でも、アズーも早いでしょ?」
「全然、追いつけませんw」
「ふふふ、まだまだ、修行が足らんw」
「カズナが頑張ってる訳じゃなく、ヴェルスターが、頑張ってるだけでしょうがw 全く・・・w」
「こう太郎、皆んな、呼んできてくれるかな?」
「はい、マスター^ ^」
俺は、よくこう太郎をダシに使う。俺が召集をかけると、皆んなは構えてしまうからだ。こう太郎も分かってか?皆んなを上手く集めてくれる。
「皆んな忙しい所、急に集まって貰って、すみません。ココで、告知が有ります。えっと、今までネクストステージに三ヶ月間、色々とご教授して下さったカズナさんですが、来月、ハウリングムーンに戻る事となりました。変わって、ハウリングムーンのもう一人のサブマスが、ウチに来てくれる事となりました。」
「えぇぇぇ。」
「本当ですか、カズナさん。」
「えー、私、カズナさん、大好きだったのにぃ。」
「あははは、皆んな、ごめんなぁ。俺も本当はココに居たいんだけど、ウチのマスターからの命令じゃ逆らえないしな。折角、皆んなとも打ち解けて、俺も皆んなに良くして貰って・・・。とても、寂しいんだけど。」
「あら、何、今度、セツラが来るの?」
「はい^ ^」
「親父さんも、相当、マスターに入れ込んでるわねぇ^ ^ まぁ、その気持ちは、よく分かるけどね^ ^」
「えっと、今度、来て頂ける方は、セツラさんと言います。カズナさん同様、とても素晴らしい方なので、皆んな心配はしないで良いよ^ ^ セツラさんも、俺の兄貴みたいな人なので^ ^」
「ちょっと、頭硬い所が有るけど良い奴です。皆んなとなら、絶対に上手くやってけるから、心配しないでください。カズ君、途中で何か投げ出してしまうような形で申し訳ない。セツラには、しっかり引き継ぎをしておくから、安心してな^ ^」
「そんな、とんでもないです。カズナさん、今まで、本当に有り難う御座いました。とても勉強になりました。カズナさんと一緒に過ごせて幸せでした。コレから、もう会えなくなるのですか?」
「カズ君。ウチとネクストステージは、親戚みたいなモンだ。マスターが一生懸命にウチとネクストステージを繋いでくれてるんだよ^ ^ だから、アライアンスや他の事でも、又、皆んなと会えるよ^ ^」
「やった〜。これからもカズナさんと会えるんですね^ ^ 一緒に冒険出来るんですね^ ^」
「あぁ、こう太郎君、そうだよ^ ^」
「安心しました。カズナさんは俺の先生なので、もう会えなくなるのかと思ったら・・・。」
「カズ君、そう言ってくれて、ありがとう。俺もカズ君のコレからを、ちゃんと見守ってるから、大丈夫だよ^ ^」
「カズナさん、有り難う御座います。」
「皆んな、悠人マスターは、ウチで皆んなの事を思い、色々とウチのマスターに頭を下げたり、ウチのメンバーの為に働いてくれているんだよ^ ^ 皆んなには、そんな姿を見せないけど、そう言う悠人マスターの努力があるから、ウチのマスターも悠人マスターに協力したいと言ってます。その事は忘れないようにね^ ^」
「ちょ、カズナさん、それは言わない約束じゃ・・・。」
「いいや、言わせて貰う。まぁ、皆んなも分かってくれるLSメンだ。皆んな、悠人マスターの事を宜しく頼んだぞ^ ^」
「はい。」
「はい。カズナさん。」
「マスター、有り難う御座います。」
「マスターは、本当に頑張ってくれてるもんね^ ^」
「自慢のマスターじゃい^ ^」
「皆んな・・・。」
「皆んな、有り難う・・・。」
「あ、また、マスター泣いちゃうから^ ^」
「あははははw」
「ウチの泣き虫マスターは、最高のマスターだぁ^ ^」
「カズナ、有り難うね^ ^」
「レイラさん、悠人は俺にとっても、弟だよ^ ^ 当たり前の事だろ?こんな事。レイラさんもよく知ってるじゃないか^ ^」
「そうね。悠人は、なんだろうね。人を惹きつける力を持ってるのよね。レイちゃん、クラウスちゃんが見込んだだけの事は有る。」
「そうだな、レイラ。悠人は本当、馬鹿正直でな^ ^ カズナさん、有り難う御座いました、今まで。そして今度は、セツラさんまで・・・。ガイアスマスターに、厚くお礼をお伝え下さい。」
「じゅうさん、レイラさん。悠人の事を宜しく頼みます。時々、真っ直ぐ過ぎて突っ走るから。あの馬鹿w」
「本当、そうね。それが悠人の良い所でもあるのだけど・・・w」
「本当だなぁ。でも、俺はよぉ。悠人と会えて良かった。悠人とこの世界で一緒に暮らせて良かった。」
「そうね。私も^ ^ 今度、ジュノ行った時にでも、親父さんにお礼言わなくちゃね^ ^ 今、私がココに居るのも、レイちゃん、悠人、親父さんのお陰ですからね。ちょっと、顔出し辛いけど・・・。」
「レイラさん、親父も喜びますよ^ ^ まぁ、開口一番は例の如くでしょうけどねw まぁそこは、レイラさんも、よく知ってる筈w」
「あはははw そうね^ ^ カズナも本当にありがとう^ ^ 久し振りに、あなたに会えて、楽しかったわ。私も^ ^」
「次は、セツラが来ますよ^ ^ 親父と悠人が気を使ってくれたのかも、知れないですね。ひょっとしたら・・・。」
「悠人・・・。全く、馬鹿なんだから。あの子ったら・・・。」
「悠人、そう言う所あるからなぁ^ ^ クラウスちゃん仕込みか?ネクスト仕込みか?それとも、本人の持って生まれたモノか・・・w」
「そうね、じゅうさん・・・(〃ω〃) 」
その夜
「あ〜、疲れた〜。もう今日、あの後、大変だったよぉ。」
「どうした、彩。今日、新人さんだっけか?」
「うん。砂丘だったんだけど、野良組んでさぁ。」
「野良かぁ・・・w」
「ちょっと、悠人、笑い事じゃないんだからねぇ(ㆀ˘・з・˘) 」
「あ、ごめん、ごめん。タッキー君だよな?今日。」
「うん。タッキーさんは、全然、問題なかったんだけどね。」
「タッキー君、白だっけ?」
「うん。」
「で、野良で、特に私が見た限りでは、全然、問題なかったんだけど、メンバーに回復が遅いとか、やる気有る?とか言われてね。」
「うん。」
「私もイラっとして、タッキーさんを擁護したのよ。」
「うん。」
「したら、ソイツがさ。知ったかな事言い出して、面倒臭くなってきたから、論破しちゃったのね。」
「彩も中々、熱いなぁw」
「ちょっと、真面目に人の話、聞いてる?」
「あ、はい。ちゃんと聞いてます。」
「で、まぁ、私の事は、流石に一目置いてたんだけど、同じLSメンでPT組んで貰えないですか?野良でやられると迷惑です。とか抜かして来てさぁ。」
「そんな事、アンタに言われる筋合いはないわよ。」
「って、言っちゃったんだ?彩。」
「うん・・・・。」
「ぎゃははははw」
「ちょっとぉ、人が真面目に話してるのに、酷くない?悠人。」
「あ、ごめん、ごめん。 いや〜、意外にあなた、熱いのねw もっとクールかと思ってたけどw」
「ちょ、ひど〜い。私も落ち込んでるのにぃ・・・。」
「んな奴、ほっとけよw どうせ、砂丘なんだから、ご新規さんだろ?何、ムキになってるんだよw」
「分かってるってば。んな事。でも、タッキーさん、傷付いちゃってさぁ。私も見てらんなかったのよ。」
「う〜ん。まぁ、気持ちは分かるけど・・・。彩がご新規さんと、同じ土俵に立ってどうするよw」
「じゃぁ、悠人だったらどうなのよ。悠人だって直情型だから、絶対、論破するでしょ?間違いなく理屈捏ねて、相手に有無を言わせなくするわよ。私、知ってるモン。」
「・・・・・・」
「確かに、そう言うトコ、自覚は有ります・・・。」
「でしょ、私、ちゃんと、見てるんだからねw」
「彩さん、すみません・・・。」
「謝ったから、許すw」
「タッキー君は、大丈夫だった?」
「うん。かなり凹んでる。」
「そっかぁ。明日、カスミちゃんにタッキー君を付けるか?」
「うん。私もそれを言いたかったの。カスミちゃん、凄い上手いでしょ?そう言う所^ ^ 増して、魔導士同士だから、その方が良いかな?ってね^ ^」
「そうだな。流石は彩。よく見てる。俺が選んだだけの事はある。うん。」
「今更、遅いわよw」
「ごめんなさい。」
「カズナさん、帰っちゃうんだね・・・。」
「あぁ。」
「えっと、セツラさんだっけ?」
「うん。」
「まぁ、悠人のお兄さんのような人なら、きっと素敵な人なんでしょうね^ ^カズナさんみたいに^ ^」
「あぁ、ちょっと固い所は有るけど、俺の大好きな人^ ^」
「そっかぁ。もう一人のお兄さんだね^ ^ 楽しみだなぁ。早く会いたいな。」
「彩・・・w」
「ハウリングムーンは、アライアンス組まないよね?」
「いや。彩の時は、赤き騎士団だったからな^ ^」
「うん。エイシャさん、アンジュさん。レックスマスター。」
「そうだね^ ^」
「だから、カズナさんは、初対面だったから、私も緊張したのよ^ ^」
「そうだったんだw でも、カズナさん、素敵な人だろ?」
「うん。優しくて、カッコいいね^ ^ 流石、悠人のお兄さん。」
「有り難う^ ^ 彩。」
「私も、寂しいなぁ・・・。」
「ジュノにいつも居るよ。カズナさんは^ ^」
「うん。」
「今度、二人で、カズナさんの部屋、お邪魔しちゃおうw」
「あははは。迷惑じゃないかしら?」
「分かんねw」
「全くもう、悠人ったらw」
「そろそろ、寝ようか^ ^」
「うん。」
「あ、今日は、私、部屋に帰る。」
「あれ、そうなの?」
「うん。ここの所、毎日泊まってるから、流石にね・・・。」
「別に俺は構わないよ。」
「私が構うのw 皆んなに気付かれたら、大変でしょw」
「そっか・・・。」
「寂しい?」
「別に・・・。」
「全く、素直じゃないんだからw お休みなさい^ ^ 又、明日ね♪」
「うん、お休み・・・。」
そう言うと、彩は部屋から出て行った。とてもとても、久し振りな一人の夜・・・。彩と付き合い出してから、毎日の様に彩は俺の部屋に泊まりに来ていた。確かに彩の言う事に一理有る・・・。一応、マスターだしな、俺・・・。
俺はベッドで一人、寝付けない夜を過ごした・・・。いつもより広いベッド。彩と一緒に寝る為に、デカいベッドを購入したんだっけ。そう言えば・・・w
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