あめのふるまちのてるちゃん

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「きゃあっ!」  そのとき、おおきなカラスがとんできて、てるちゃんをうけとめました。 「このまえ、たすけてくれたおれいだよ」 「ありがとう。カラスさん」  それからてるちゃんは、まちのひとたちに、おおきなまものとあったことをはなしました。まちのひとたちは、てるちゃんのはなしをきいて、おおきなまものとあってみたいとおもいました。    まちのみんなで、まいにち、そらにむかってはなしかけました。  すると、あるひ。おおきなまものがまちへおりてきました。 「てるちゃん、ごめんね。これからもぼくとなかよくてくれる?」 「もちろんだよ」  おおきなまものは、まちのひとたちのために、よくはたらきました。  まちは、いつもはれるようになり、とってもにぎわいました。  てるちゃんは、げんきになったおかあさんとまいにちおでかけして、しあわせにくらしましたとさ。 《おわり》
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