あめのふるまちのてるちゃん

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 くものうえには、おじいさんのいうとおり、おおきなまものがいました。  おおきなまものは、しくしくとないていました。  いつもふっているあめは、おおきなまもののなみだだったのです。 「どうしてないているの?」  てるちゃんがきくと、おおきなまものはいいました。 「いつもひとりでさみしいんだ」  てるちゃんは、おおきなまものとあそぶことにしました。  あそんでいると、おおきなまものは、えがおになりました。
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