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画面の下には名前が小さく書かれていた。万年筆をデザインした社員だと誰でも気づく。
三谷大翔
さすがにチーフデザイナーと分かる見事なデザイン。高級感漂う商品だと、ラフスケッチの段階で分かる。
感嘆のざわめきの中で、大翔が和香と笑みを交わしているのが見えた。
花野も大切な男性を見ると、義隆も彼女に視線を合わせてきた。
この会議には出席していない幸子含めて、みんなで新しいプロジェクトへと進んでいく。
そして、一度は別の方向を見ていた和香とも、これからはともに行動できる。
途切れた友情はよみがえって、再び三人は同じ目標へと向かって協力しようとしていた。
おわり
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