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マメを辞典で引いてみると、
①豆類
②忠実な様
③出来物
などとされているが、まず私は植物ではなく、また出来物のようにヒトから邪魔者扱いされた経験が無いことから、該当するのは②だけであると主張する。
よって、ここはひとまず『忠実』である意を採用するとして、次はゴロウについて考察してみる。
いかにも人名らしい響きだが、松本清張の『砂の器』で、目撃者が耳にした『カメダ』が人名か、地名かで悩むという展開があった。
仮に人名ならば、まず曾我兄弟の弟、五郎こと曾我時致を思い浮かべる。
三大仇討ちと称される『曾我物語』は歌舞伎や数々の映画化によって知られているが、史実に基づいた物語は、全て処刑されてお終いなわけで、名誉であろうと、不名誉であろうと、処刑されるのはイヤだから却下である。
ゴロウと名の付くタレントが何人かいるが、これも名誉、不名誉の秤に掛けるまでもなく、私とは無関係なので却下せざるを得ない。
つまり、人名由来ではないと断言できよう。
では、地名か?
私の出身地、かつての住居地、そして現在の住居地のどれをとってもゴロウは出てこない。
最果ての地にゴロウという地名を見つけたとして、それが私に何の関係があるというのか?
結論として、私にとってゴロウは何の関連性を持たない言葉であり、それを修飾するマメを適用させるにも、ゴロウと繋がらないのなら、これもまた意味を持たない。
以上の考察により、マメゴロウは日本語ではないと結論付けられた。
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