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ああ……ここで行き詰まってしまった……
あの時、『マメゴロウ』の命名者は、私の何を見抜いたのだろうか。
たかが子供が想像したこと……だとしても、某か根拠があるはずである。
私の顔が『マメゴロウ』と呼びかけていたというのなら、私の顔のどの部位が『マメゴロウ』を語っていたのだろうか。
命名した子供に、不意に『マメゴロウ』を発想させるようなインスピレーションを与えるきっかけとなったモノは何なのだろうか。
それは、やはり私の顔にあるのだろうか。
手足や腹、背中が由来のあだ名などは聞いたことがなく、やはり顔が由来であると考えるのが普通と思われる。
そうなると、謎なのは私の顔ということになる。
面長。
額は広め。
三角眉。
下が直線の半円形の目。
丸っこい鼻。
受け口気味の唇。
特に特長の無い顔だと思っていたが、『マメゴロウ』と命名される才能が隠されていたらしい。
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