9.圧倒的実力

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9.圧倒的実力

あなたが成長すると、周りから陰にも陽にも嫌がらせを受ける。それをうっとうしいと思うなら、一つだけ簡単な対処方法がある。それは、圧倒的実力をつけることだ。 あなたが周りからの嫌がらせを不快に思うのは、周りの人間と実力が近いからだ。圧倒的な力の差があれば、まるで子供と大人のケンカのように、何とも思わなくなる。それでは圧倒的実力はどれくらいかと言われると、相手の十倍の実力のことだ。 例えば会社の同僚に圧倒的実力差を付けたいなら、その人の十倍の成果をあげればいい。せっかく作家になったのに、同じくらいの実力の作家が、自分の作品にケチをつけてきて腹が立つなら、十倍の発行部数を叩き出せばいい。そうすれば、相手の嫌がらせなんて何とも思わなくなり、相手も静かに去っていく。 そして、あなたが圧倒的実力をつければ、周りの人間のほとんどが離れていく。それは孤独に違いない。しかし、代わりに同じ実力の人たちが近づいてくる。そうやって、周りの人間の顔ぶれはどんどん変わっていく。寂しいと思うかもしれないが、それが成功者の常なのだ。
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