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お節介と世話焼き
──僕の名は高馬良武、私立聖真津州留高校の教師だ。新任してからずっと真面目に勤め上げ、多くの生徒たちを迎え入れ、そして送り出した。
仕事、いや、教育に情熱を注いでいたために独身であり、周りからも心配されるが僕は気にしてない。なぜなら──そう、なぜなら僕には生きる、というより活きる糧があるからだ。
それは生徒同士の青春、それも恋愛を愛でることだ。
なかでもラブコメシチュエーションが大好物である。
そういう場面に出くわすと、僕のエンドルフィンがドーパミンが、オキシトシンが溢れ出て、どれも尊い、尊い、尊い、尊い、尊い、尊い、尊い、尊い、尊い、トゥトイ、トゥトイ、トゥトゥ、トゥトゥウォシュレットォォォ──と、多幸感につつまれてしまうのだ。
少年少女を正しく導くこの仕事を天職だと感じた。
もちろん恋愛初心者たちにさりげなくアシストして成就させ、それを記録するという趣味も充実している。
長い教師生活で溜まった記録はそれなりの量となってきた。なので今回も少し紹介したいと思う。
※ ※ ※ ※ ※
これから語るのは、王道ラブコメそのものという話だ。題して
[お節介と世話焼き]
まずは御一読を──。
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