57人が本棚に入れています
本棚に追加
/703ページ
42歳を過ぎたマサコと夫の典夫にとっては
終の住処のなるのは間違いなくて
だから マサコは夫と何度も何度も考えに考え抜いて
なるべく手のかからない、こじんまりとした
平屋の一軒家を建てる事にした。
そして、その家には あまりお金をかけなかったが
その代わりに
都心と違って、近所付き合いを
しなくてはいけないであろう 田舎町で
後から来たマサコ達が 新参者、
或いは 除け者にされる事を避ける為に
マサコは 4階建てのアパート、
少し お金を掛けた マンション風のアパートを建てる事を考えついた。
60坪の敷地に 30坪相当のアパートが建てられそうで
そこに 1フロアに、1家族という
かなり豪華な造りで アパートを建てる事にしたが
それは町で除け者にされても
自分のアパートの住人だけは 味方？になるかも
と、考えての事だった。
でも、
そこの住人と
仲良しこよしになる積もりもなかったので
マサコと典夫が住む 一軒家からは
少し離れた場所を選んだ。
最初のコメントを投稿しよう！