氷の魔王

6/8
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
もう連絡こないだろうと思っていたのに 「次に会える日は…恋人としてデートしよう」と 以外なLINEが届いていた。 そして二度目のデートは車に乗るや否や 「ホテルこのへんにある?」と興ざめな 言葉を発する氷の魔王。 やる気満々ですね…。 イケメンに抱かれてみたい物好きな気持ち。 なぜそこで車を降りないのか、おい。 ゆずの言い分は。寒いから冬場のデートは おこもりデートがしたいタイプなんだと言っていた。 ただエッチしまくりたいだけなんでしょと。 ホテルにつくと急に押し倒すかと思いきや ソファーに座り「DVDみよっか」っと ゆずが持ってきたものを入れる。 結構長時間の作品。このままずっと鑑賞して終わるかなと となんだか見てても疲れが出てきた。しかも 二人きりなのにお互いソファーの端と端。 「こっちおいでよ」とも言わず。 DVD終わると「シャワー浴びてくる」 あ…これはっとドキドキ。 結構長くシャワー浴びているゆず。 意外ときれい好きなのだろうか。 「おさき。どうぞ~」っと。 これは入らずに帰れないのね。 脱衣所で裸になる。…この後抱かれるのね…良いのかな。 好きって言われてないし付き合おうとも言われてない。 「次似合うときは彼女として扱うよ」 とLINEでは言われていた。 まあクールな魔王だからそういう態度なのかしら。 体を洗いながら後から入ってきたりしないかとドキドキ。 だけど入ってくる事もなく入念に洗ってタオルで体を拭いて 彼の待つ部屋へ…。部屋は薄暗くなっていた。 「こっちおいで」っと。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!