氷の魔王

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帰りの車の中で「今年は忙しい」っと。 「そっか暫く会えないね」 「そうだね」 そして話題が続かないまま駅に降ろされる。 あの続きはいつになるのだろう…。 「また遊ぼうね」っと。 遊ぼうね…?!頭の中ハテナが飛ぶ。 それからLINEは余り来なくなり なんか恋人にしては冷たすぎるなと。 自分からどうしてなのかと追求するとようやく 君は俺に抱かれた途端態度を変えた。 わかりやすかった。だから距離を置いた。 だと…。何それミラーなんですけど。 あなたが冷たいんですよ…。 自分を棚に上げて悪いのはお前だと決めつける! 最悪!自分は正義だと思いこんでる。 あなたが冷たいのが悪いのに! ただ抱いてみたかっただけなのかな。 どうせ捨てるなら一度は抱いておこうと? 酷いものですね。まあでも魔王に抱かれてみたい と思った自分も負けでした。 他に彼氏がいる子より俺だけを見てくれる子と やっぱ付き合いたいんだと言う始末。 最初から他に彼氏いるって伝えた上で その中のひとりになってみたいって言ったじゃないの。 まるで断るのに都合よくそんな言い訳されて うんざりした。ちょっとカッコいいからって 調子に乗って。どうせ遊び人なんでしょ。 出会い系で知り合ったわけだし。 普通恋人出来たらスパッと出会い系辞めるよね。 それが辞めずに続けていたのだから 他にいい子居ないかなって探していたに違いない。 それで私の後に出会った子がめっちゃタイプだったから 複数付き合える経済力ないから私を切り捨てた って分けでしょ。自然消滅で逃げようとされたのも 気に食わない。 お前なんか永久表土で一人ぼっちでいろや! イケメンは自信過剰でモテると思ってるから 人に優しくする事なんて出来ないんだろう。 独りよがりでそんなやつこっちから願い下げだ! 終わり
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