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俺がハァハァと肩で息をしていると親父のスマホが鳴る。俺は倒れている親父に駆け寄り、親父に謝る。
「ごめんな親父。スマホ鳴ってるよ。俺が出るか? 」
「大丈夫大丈夫。瑠璃のかかと落としなんて慣れてるから」
親父は起き上がりスマホを取り出す。
「あ。母さんからだ」
親父は少し離れて母さんと電話をして突然に飛び跳ねる。そして、俺に駆け寄り俺の両手を握った。
「瑠璃! 母さんが妊娠した! 瑠璃の弟か妹ができたぞ! 」
「えぇ!! 」
まさか弟か妹を作るって言って本当にできたの!?
みんながおめでとうと言ってくれる。
「瑠璃! もうすぐお兄ちゃんだぞ! 」
俺が戸惑うその中、一番嬉しそうなのは親父だった。
三月に続くよーー!
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