じーちゃん先生

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じーちゃん先生

娘が小3の時の担任教諭のお話。 じーちゃんです。 私の親位のお年の担任。 持久走練習が苦手な娘、ビリを走っていて、それを見ていた男子が「(足が)遅っせ!」と言った、言わない、で男子同士で喧嘩してたそう。 うちの子を思ってくれての行動で (やるじゃん!) てなもんで。 結局勘違いだって分かって、お互いご免なさいして解決したんだけど、 その後の担任の言動がどーも酷くて。 その揉め事の経緯を聞いた担任、 「あれは確かに遅かった」 と言ったそうで。 それを聞いた娘は泣いてしまったんですね。 んーもう面倒臭いんだよね、女子は。 給食当番の娘がいつまでも泣いているもんだから、他の子が心配して、 「先生が言ったから泣いてるんだって」と担任に伝えにいくと、それに腹を立てたのか、 「何でも先生のせいにするな、コノヤロウ」と言われた、と。 夕方学童に迎えに行ったら目を腫らしていて、事情を聞いたらそんな理由でずっとメソメソしていたらしい。 私、頭来てその日の夜学校に電話。 「確かに足は遅いですが、遅かろうと速かろうと一生懸命走った結果に対してこの言葉はないでしょう。 もっと言うべき言葉があるでしょう。 それを耳にした子供が傷つき、それに対して「何でも先生のせいにするな、コノヤロウ」という言葉、それはないと思います」 電話に出た教務担当の教師からは、 「勿論速い遅いで分けるような学習指導はしていない。コノヤロウという言葉もいけない。 明日担任にどういう状況でこのような言葉となったのか確認する。」 とあり、電話を終えた。 翌朝たまたま通院で遅刻して教室まで付き添ったら、担任から 「給食前で忙がしい時に騒いでたからつい言ってしまった、すいませんでした」と謝罪を受けた。 男子トイレがかなり汚れているという話をクラスで話した時には、 「ちん曲がりが多いから汚すんだ」とクラスの中で言ったそう。 娘からその話を聞き青ざめた。 3年とはいえ女子もいるんだから。 その言いぐさはよくない。 男子には案外ウケてたみたいだけど、配慮が足りないなぁと呆れた。 その他にも服のフードを引っぱられたとか、「〇〇(娘の名)の身長は3センチ」という担任の言葉が原因でからかいが起きていたり、娘の教材を誤って教師用の本棚にしまい込んでしまっていたり、、、と、じーちゃん担任は色々とやらかす。 失言がとにかく多い。 担任との関わりが原因なのか、娘のメンタルもずっと不安定で、学校でやたらと泣くだとか、友達に叩く・蹴るなど乱暴的になっていった。 先生いやだ、学校に行きたくないとも言い始めた。 家での環境の変化はなかったし、うちの子一体どうしちゃったんだろう、、、。 去年までこんな事なかったのに。 他の子供たちも穏やかだったのに。 長男の頃はこんな事で心配することなんてなかったのに。 どうにも納得できなくて、学校に直談判。 教頭と担任と話し 「先生に言われたことが原因で学校に行きたくない」 と言っている事、 「正直、先生の事は信用できない」とハッキリ言った。 モンペと思われようが構わない。 子供におかしな変化が現れてるのに、子供を守らない親がどこにいる! と突っ走る私。 翌年、3年の時の担任は居なくなっていた。 余所の学校へ移動になったのか、本当に今度こそ退職したのか? 新しい担任になって娘を含めた子供達が劇的に変わった。 コロナのせいで休校が多かったせいかも知れないが、とにかく変わった。 女子特有のトラブルはあったが、相変わらず担任に相談しながら解決していっている。 あとから分かったんだけど、3年の時の娘のクラスは、学級崩壊とまではいかないがなかなか大変な状況だったようだ。 進級時の子供達の落ち着きの無さがそれを物語っていたそう。 そして娘は未だに3年の時の担任にふざけんな!としつこく怒っている。
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