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ゆかももさん
ふたり
https://estar.jp/novels/25797908
ゆかももさんは、二作品目の参加になります。
ということなので、相変わらず地の文で、助詞や、ら抜き言葉が目立ちますが、まぁ、文章の初歩的なことは前回にアドバイスさせて頂いておりますので、今回は初歩的なアドバイスは行いません。
とりあえずまだ完結していないので、今後の展開がどうなって、最後のオチがどうなるのか分かりませんが、現在までのところを読んで、この先を読みたいか?
という問いに対しての、僕の答えは「Yes」です。
基本的にミステリー小説というのは、犯人が最後まで分からなかったりするものなので、最初のページで犯人が分かってしまうと、ミステリーではなく、サスペンスなのかなぁ……と思いながら読み始めてみたのですが、読み進めるうちに、この先がどういう構成になっていくのかと、楽しみになっています。
読み始めて、続きが気になるか? という問いで言うと「Yes」なのですが、エブリスタのミステリーファンを取り込めるか? と言うと、正直難しいかもしれないです。
というのは、この作品が本格的なミステリーではないからです。
例えば本格的なミステリーだと、警察の捜査シーンも、忠実に描写しなければならないわけで、そうなってくると、誘拐事件でまだ犯人と接触をしていない段階で、子供がいなくなったことを一般人に「いなくなったんですけど、見ませんでしたか?」なんて、聞いて誘拐事件の発生を知らせてしまうという、聞き込み捜査はあり得ません。
他にも本格的ミステリーと呼ぶには、ツッコミどころは満載だし、何よりあらすじに「誰も死なない」とか書いちゃってますので、本格的ミステリーファンを取り込めるかはちょっと微妙です。
ゆかももさんの作品って、すべての作品が、本格的リアリティ追及作品じゃなくて、童話とかアニメの世界みたいな、ゆるほっこりな世界観だから、これはこれで普通に在りなんですよね。
なので、僕も含めて、ゆかももさんの世界観が好きな読者にとっては、すごく面白い物語なんですけど、初見の本格的なミステリーファンには、物足りないと思われるかもしれません。
一般のミステリーというカテゴリーとは、別のカテゴリーに区分出来るであろう、ゆかももさんの、ゆるほっこりな世界観のミステリーは、出来ることなら一般のミステリーに寄せずに、このままで続けてほしいと思います。
ストーリーも現在までは、おかしいところもありませんし、とても読みやすくて面白いです。
三島刑事が最初に出てきたところだけ、刑事という先入観から、男性を想像してしまったので、女性であることが分かる一文が欲しいです。
続きの更新を楽しみにしておりますので、頑張ってください。
(*´∀`)ノ■はい、チョコ
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