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そこら辺の人さん
その勇者、実は魔王
https://estar.jp/novels/25800110
設定としてはとても面白いと思います。
ファンタジーコメディなので、細かい舞台設定や世界観の説明も必要ないので、相棒の聖剣シャルルとの会話で、状況を伝える手法は素晴らしいと思います。
ただ、少し物語が坦々と進み過ぎている感はありますので、もう少し一つ一つのシーンにボリュームを持たせても良いのかなぁ……と思ったりはします。
あと、作風がコメディ寄りなので、もう少し行間をとって読み易くしてあげた方が良いと思います。
それからちょっと重要なお話をするのですが、新規の読者を開拓したいのでしたら、表紙の作者コメントの「よくあるファンタジー」は変えた方が良いですよ。
あらすじもそうですけど、ここは書籍化されたときに、帯に書かれる紹介文だと思ってください。
全米が泣いた! くらいの大袈裟な宣伝文句を書いた方が良いです。
アフィリエイトで儲かっている人と、そうでない人。同じ商品を扱っているのに差が出るのは、宣伝力と見せ方の差です。
書店に行って、並んでいる作品の山の中から、手に取って見るのはどんな作品ですか?
まず、表紙の絵や、タイトルに惹かれませんか?
そして帯に書いてある紹介文に目が行きますよね?
そこで初めてパラパラと中を捲ってくれるのです。
携帯小説も同じで、この作品の表紙に辿り着いた読者が、ちょっと読んでみようかな? と思うような紹介文を書くべきであって「よくあるファンタジー」では、自ら大して面白くないよと、宣伝してしているようなものです。
ましてやお名前が、そこら辺の人ですから、そこら辺の人が書いたよくあるファンタジーという文言を見た瞬間に、読者の期待値はかなり下がってしまいそうです。
と、勧めている僕は、自作品に大袈裟な宣伝文句を入れていませんが……。
まぁ、僕の場合は、特に読んでもらいたくて宣伝をしようという野心がないからなので、読んで欲しいのでしたら、この辺りも疎かにしない方が良いと思います。
それでは、読んでおかしいと思ったところを挙げて行きます。
P2
前回の週に → 前回の時は、週に
P3
試してからても → 試してからでも
P7
驚いていると、後ろから「危ないなぁ」というのんきな声がした。
振り向く前に雷魔法を放たれ、仲間と同じように気絶した。
今まで主人公寄りの三人称だったのに、突然主語もなくオーク目線の地の文になっています。ちゃんと「オークは」という主語を最初につけて、視点がオークに切り替わっていることを読者に知らせてあげてください。
ファンタジージャンルの場合、亜人族以外のキャラクターについては、ある程度風貌を描写してあげないと、読者が映像として見てくれません。
オークについては、「ウォークラフト」だとか、「指輪物語」だとかの有名な映画に出て来るので、細かく描写しなくても映像として伝わりますが、サーニャなどの魔物については、風貌の描写をしてあげてください。
P10
ところでてをかざした。
手は、漢字にした方が良いです。
ひらがなだけの羅列だと読み辛いので、キャラが小さな子供だったりして、出来るだけ平仮名で表現したいなら、
ところで、てをかざした。
のように、読点を打ってください。
P30
「俺はこいつを選らんだんだ!」→「俺がこいつを選んだんだ」
P31
選らんだんだって → 選んだんだって
P32
数合打ち合っただけで → 数回打ち合ったの方が良いです。
単位のつく数字がバラバラなので、統一した方が良いです。
P1 4人
P10 一人
P20 五十年 四百二十三 五百 十九歳
P21 一日目
P28 3日後 3日ほど
とても面白くて、そしてこれから、飛ばされた世界の魔王と対峙するので、どんな展開になるのか楽しみです。
更新頑張ってください。( *˙ω˙*)و グッ!
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