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モッシュ・ザ・ライオット・ジェネレーターさん
Gelsomino~Fiori che sbocciano sul campo di battaglia~
https://estar.jp/novels/25585638
『初めて、現代ファンタジーを書いてみたのですが、自分で何処が良いのか分からなくて、アドバイスを頂きたいです。』
ということなのですが……。
自分では悪いところが分からないので、という方は結構いらっしゃるのですよ。自分は書いていて面白いと思っているけど、読んでくれている読者にはそれが伝わっていないことは多々ありますから。
でも、自分で創造して書いているのに、良いところが分からないというのは、何だか書いてる作品と、せっかく創造したキャラクターたちが、少し可哀想な気がします……。
とりあえず、今回の企画は、一つでも多くの栞を増やしてもらう為に、どうしたら良いのかということでやっていますので、それを考えてみます。
ジャンルが現代ファンタジーということなのですが、本作は妖系ではないので、エブリスタではそこまで人気にはなりづらいかもしれません。
そこを踏まえて、まず最初の3ページがすごく大事なんですけど、まず行間は適度に開けられていて、とても読み易いです。
最初のページで舞台の説明。2Pから3Pでメインキャラの会話と、仕事という状況の説明。
内容に関しては、決して悪くはないと思います。
ただ、文末が「う段」で揃っているので、文末を「う段」「あ段」という風に、順番に変えた方が良いです。
持ち合わせている。
呼んでいる。
聳え立っている。
吸っている。
煌めいている。
見える。
見上げていた。
↓ 訂正後。
持ち合わせていた。
呼んでいる。
聳え立っている。聳え立っていた。
吸っている。
煌めいている。煌めいていた。
見える。
見上げていた。
目の前の5mの巨大モンスターなのですが、映像や画で見ることが出来ない為、読者は頭の中で想像しなければなりません。
なので、モンスターの描写だったり、戦闘のシーンをもう少しだけ細かく描写して、臨場感を出してやった方が、良いのではないかと思いました。
あと、ロッズの武器の説明のところも、撃鉄(ハンマー)と、()で表記している部分を、るびにした方が読み易いように思います。
この辺りも、文末が「う段」続きになっているので、「あ段」と交互に使用すると、流れが良くなって小説らしくなります。
凛奈の台詞で「∑」とか、「♪」が出て来ますが、実はこういうのも、読者によっては嫌う人がいるので、ギャグやラブコメ以外のカテゴリーでは、あまり使わない方が良いかもしれません。
あと、これに関しては、読む人によって意見は分かれるとは思いますが、ストーリーの展開が早過ぎるのも、勿体ない案件としてよく指摘するのですが、本作は逆に、市内観光のシーンが長過ぎると、僕は感じました。
例えば、カチョ・エ・ペペの説明の辺りは、本筋に関係ないので、ちょっと長過ぎるかなと感じました。
それから、ディアの登場シーンの辺りが、描写が薄くてよく理解できませんでした。
例えば背中に蝙蝠のような羽をはやした異質な雰囲気が、どういう雰囲気なのかよく分かりません。
背中に蝙蝠のような羽を生やしていて、異質な雰囲気だったら、伝わるんですけどね。
その直後の、音もなく飛んでくる銃弾に、凛奈が怖くなって悲鳴をあげるのですが、いつから撃たれているのでしょうか?
ディアが攻撃を始めた描写を書いてないので、読んでいる読者は、突然何で?
と思ってしまいます。
漫画とか映画なら、この辺りを目で見て理解出来るのですが、小説は文字でしかそれを伝えることが出来ないので、この辺りの分かり辛さを、もう少し描写してあげると、読者に対して親切だと思います。
この作品は、完結設定されていますが、これからお姫様に会うために、橋を渡って行く。
で、終わっているので、連載中なのではないですか?
まだページ数も少なくて、これから物語が進行していくと思われますので、出来るだけ読者に、画や映像でシーンを見てもらえるように、描写してあげてください。
現代ファンタジーでの、こういう形態のストーリーは、エブリスタではあまりウケないかもしれませんが、例え少なくとも読んでくれているファンの方のために、完結まで頑張ってください。
( *˙ω˙*)و グッ!
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