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小林蓮さん
こころや
https://estar.jp/novels/25588212
小林さんは二作品目の参加です。
とりあえず読ませて頂いて、良い作品だなぁと思いました。
まず、「駅員」と「店主」で終わっているので、オムニバス形式の連作ではない読み切りと言うことになると思うのですが、主人公の女性がとある女性で、ちゃんと名前のあるキャラにしていなくて、
尚且つ、この女性の一人称で、誰かに経験を語っている口調で進んで行きます。
僕は今回の企画で、出来るだけ読者が感情移入できるように、という趣旨で皆さんにアドバイスをしていて、本来この作品のように、主人公が名前のないキャラで、回想の解説が続くような文章には、割とダメ出しをするのですが、
本作においては、こういう手法もありなのかなぁ……と思いました。
ただ、7ページが誰の視点なのか分かりません。おそらく誰でもないストーリーテラーか、もしくは君江さんのご主人(駅員)が言った「神様」ではないかと推測しましたが、いったん6ページで、とある女性の話が終わったことを読者に伝えてあげないと、7ページの意味がよく分からないと思います。
あと、誤字の多さが気になるので、気がついたところを挙げて行きます。
P1
あくる日 → あくる日は、明日の事なので、ここは「ある日」
心を映す → 写真で言うと、写す。 反映させるなら、映すで合ってますが、P2で「心を写すというので」という文章が出て来ます。
切手を渡す →切符を渡す。
P3
薬品に付ける →漬ける でも、漬けるより浸すの方がそれっぽいです。
P4
どんな風に映るのか →写るのか
そこのは →そこには
聖母のような微笑みを浮かべていました。それは聖母、と錯覚する程です。
聖母が被るので、どちらかを変えた方がスマートです。
慈しむような微笑みを浮かべていました。それは聖母、と錯覚する程です。
とかの方が読み易いと思います。
P5
あなたの心、白いわね。貴方だけの地図 → あなたと貴方、表記ゆれというやつです。この場合、漢字にするなら、貴方より貴女の方が何となく良いのではと思いますが……。
目を逸らす向き合った。 →目を逸らさずに向き合った。
熱いものがつたりました。 →つたわりました。
P9
誤字はありませんが、平仮名が続くときは、読点で切ってあげた方が読み易いです。
胸ポケットをあさり「、」しなしなになったなったタバコを
他にも平仮名が続くところがあるので、出来たら読点を入れて直した方が良いです。
これはでも中々良い設定ですから、1話で終わらせるのはもったいないです。オムニバスにして、続編を書いて欲しと思いました。
頑張ってください。( *˙ω˙*)و グッ!
追記
「なんもなんも」は北海道の言葉なので、意味は何となく伝わりますが、方言を使う場合は、
君江さんは微笑みながら、北海道の訛りで返してくれた。
くらいの一文を入れたほうが伝わるかなと思いました。
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