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蒼科舞華さん
小説家さんが扱いにくい! 〜魔法に好かれるネコミミ先生〜
https://estar.jp/novels/25819106
書いている作品が何のジャンルにあたるのか分からないということですが……。
そうですねぇ、魔法使いで、妖精も出て来るので、現代ファンタジーで良いのではないかと思いますけど。まだ序盤なので、何とも言えないです。
まず書き出しですが、編集者の主人公が、作家の家を訪れるところから始まります。
P2で 建物の外観説明が書かれていますが、黒く焦げて、濡れていて、紫の煙が出ていると書かれていたので、火事で燃えているのかと思いました。
この場合、紫の煙だけでなく、澱んでいる面妖な紫の煙に包まれている……。とかだったら、そっち系の煙だとすぐに分かるので、読者に分かり易い表現にした方が親切だと思います。
P3
正確には『こわくて家から出れない』
その理由が、読み返してみて『街が怖いから』であることが分かりましたが、初見の時「何で?」って思ったので、
正確には『街がこわくて家から出れない』という連絡だったが。
にした方が良いです。
街がとか、都会がとか、人混みの雑踏が、とかにしてくれると、その次の「この家の方が街よりよっぽどこわいわ!」で、すぐ理解できます。
P3
ここに住めるならこわいもん無しになりそうなものだけど、そうもいかないらしい。人間って不思議だな。
こわいを平仮名で表記しているので、前の平仮名と続くと読み辛いので、漢字にするか、読点で切ってあげた方が良いです。
ここに住めるなら『、』こわいもん無しになりそうなものだけど、そうもいかないらしい。人間って不思議だな。
ここの『人間って不思議だな』で、実は主人公が人間ではない妖なのだとしたら、伏線としてはバッチリですね。
P4
深呼吸をし、インターホンに手をかける。
すみません、これは僕の勝手なイメージですけど、建物の外観から受ける感じだと、インターホンみたいな近代的なものは、ついてなさそうだったので、少し違和感を感じました。
P4
担当となりました在川紫月です。
ありかわなのか、ざいかわなのか、しつきなのか、しづきなのか……。
主人公に一般的でない名前を付けるときは、必ずルビを振ってください。読めないと感情移入出来ません。
P5
傍まで行かないとか。
おそらくですけど「傍まで行かないとな」じゃないですか?
P5
畳のひかれた。 → 畳の敷かれた。
P6
原稿に溜まってて → 原稿が溜まってて
P8
花が次々に落ちてきた。そして煙を吸い込んでいく。
ここも読み返さないと意味が分かり辛いので、「花が次々に落ちてきた。そして紫の煙をどんどん吸い込んでいく。」とか
「次々に落ちてきた花が、どんどん紫の煙を吸い込んでいく。」
くらいの描写がほしいです。
「改めて。初めて、小説家のネコミミです」 → 「改めて。初めまして、小説家のネコミミです」
というか、小説家が、新しく来た編集者に「小説家の」っていう自己紹介はしないと思いますよ。すでに小説家であることを知っている相手ですから。
P11
軽くパニックなった。 → パニックになった。
一緒食べましょう! → 一緒に食べましょう!
P12
人が多いから行けない、
なぜ人が多いと行けないのかの説明がないと、意味が分かりません。
人が多い場所が苦手だから行けない、とか、対人恐怖症だから買いに行けない、とか、煙が迷惑になるから行けない、という説明が必要です。
P20
朝から夜まで座りっぱなし
午後4時はまだ夜じゃないと思います。朝から夕方までだと思います。
P27
探索しないように → 詮索しないように
P30
読んでいないですか? → 読んでいないのですか?
P36
原稿に字を書いていく。 → 原稿用紙に字を書いていく。
とりあえず公開されているところまで読ませて頂きました。
こういう話の設定は悪くないと思いますし、キャラもすごく立っていて素晴らしいですね。
少し説明が足りていなくて、読み返さないと分かり辛いところがあるので、自分が観ている映像と同じものを、読者にもちゃんと見せてあげるように描写をしたうえで、何度も読み返してみてください。
最初の数ページを、読みに来てくれた読者が読み返さなくても、ちゃんと理解できる仕様になっていれば、栞は自然と増えて行くと思います。
更新頑張ってください( *˙ω˙*)و グッ!
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