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まきえさん
悪役令嬢が魔法少女?今度はバトルアリーナでロワイアル?
https://estar.jp/novels/25798874
まきえさんは前作の続編で二回目の参加です。
で、書き出しがいきなり台詞なんですけど
「っ」が363文字続いた後で「もうムリ!」
と主人公が叫ぶのですが、これはさすがにやり過ぎな感も否めませんが、前作を読んで、その世界観が好きで本作を読みに来てくれた読者でしたら、微笑んでくれると思います。
そして次のページの書き出しで「あ」の後に「っ」が286文字続いてからの
「んのタヌキ娘!」と、準主役の台詞が対比で入ります。
これも通常なら、少しやり過ぎな感じが否めませんが、前作の世界観が好きな読者だったら、ここだけで噴出して笑うと思います。
この作品から読みに来た読者には、少しヘビーかもしれないので、先に前作を読んでもらったほうが良いと思います。
というか、いきなりこれから読んだ読者は、意味が分からないのではないかと……。
ここからは、少し気になったところを挙げていきます。
13
叱責を飛ぶ → 叱責が飛ぶ 叱責を飛ばす
P33
いくらエキジビジョンであるからといっても、王立聖家2位であるマグライトと予選通過者であるレベッカのタッグだからといって、試合になるかすら怪しいと、
確かにエキジビジョンであり、その相手が王立聖家2位であるマグライトと予選通過者のレベッカのタッグとはいえ、試合になるかすら怪しいと、
あるからといって、だからといっても、
こういう言葉が一文に入るとおかしいので、言い方をかえたほうが文章的にスムーズに読めます。
P37
戦闘シーンで、どっちがどっちの攻撃なのか分かりません。
「ダーティ・マッディ・デイ」
これが誰が詠唱した魔法なのでしょうか?
流れでは、漢字の詠唱がマグライトで、この魔法はアビゲイルではないかと思ったのですが、この詠唱の後に、アビゲイルに襲い掛かる。
となっているので、「そうかぁ、ほな、アビゲイルと違うかぁ」と、ミルクボーイみたいなツッコミを入れてしまいました。
こういう場合は、アビゲイルが唱えた。とか、マグライトが唱えた。と誰の呪文か分かるようにするか、もしくは、呪文自体を「カタカナの英語」はアビゲイルで「漢字を使っている」ものがマグライト。みたいに分けてしまうかのどちらかにしたほうが、読者に伝わりやすいです。
この後も
「良き良き。では、授業の時間だ」
と続くのですが、ここも次にアビゲイルが、の一文がないので、誰の台詞?ってなってしまいます。
次のP38も同じで
動くことなく、マグライトが起こした地面の濁流よりも、
ここも、このページに入る前に、視点をアビゲイルに切り替えて、アビゲイルの目線の一人称寄りにしていれば、問題ありませんが、前ページでどっちがどっちか分からなくなっているので、例え三人称であっても、最初にアビゲイルは、動くことなく、とアビゲイルの視点に切り替わっていることを読者に伝えたほうが良いです。
P43
解号すら省略して
ファンタジージャンルは専門外なので、よく分かっていないのですが、解号と言う言葉なんですが、これって一般的な言葉ですか?
僕は解号という言葉を、BLEACHという漫画でしか見たことがないので、一般的な言葉なら問題ないですけど、そうでないのでしたら、知らない読者に説明が必要です。
紙一重で躱せるものではない。躱せるはルビをふってあげるのが親切ですね。
それは、岩石の雨になることは想像に難しくない。
それが、岩石の雨になることは
P61
「なるほど、真の狙いはそこか」
「えっ?」
この「えっ?」が、誰の台詞か分かりませんでした。
P68
跳ねられた首の主 → 刎ねられた首の主
前作に引き続いての内容ですので、この世界観が面白いと思ってくれる読者は、この作品も面白いと思ってもらえると思います。
引き続き更新頑張ってください。(*´ω`*)
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