初心者簡易講座

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超一人称寄り三人称。 まぁ、そのまんまですね。 通常三人称の地の文というのは、第三者視点の解説的なものを採用しますので、当然標準語の正確な日本語になります。 一方で、超一人称寄り三人称というのは、そのページのメインキャラクターが使用している言葉で地の文を書くという物です。 通常の三人称。 明子はスマートフォンを取り出し、母の電話番号を呼び出して電話をかける。何度目かの呼び出し音の後、電話に出たのは母ではなく、兄だった。 超一人称寄り三人称。 明子はスマートフォンを取り出し、ママの電話番号を呼び出して電話をかける。何度目かの呼び出し音の後、電話に出たのはママではなく、お兄ちゃんだった。 こうすると、地の文章は三人称ですが、読んでいて何となく、明子目線に近寄れませんか? これが超一人称寄り三人称です。 各ページのメインキャラクターが使用している、単語や訛りを、地の文に取り入れて書きます。 僕はこの方法を、ほとんどの作品に取り入れていますが、今のところ誰からも批判的な指摘は受けていないので、良かったら参考にしてみてください。
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