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空野ふみさん
放課後
https://estar.jp/novels/25826779
いや、良いですねぇ。
惚れた腫れたの恋愛小説じゃなく、淡い恋心を繊細な描写で描いているのが、とても素敵です。
青春時代の甘酸っぱい感じが、とても上手く表現出来ていて、読後に微笑んでしまいます。
少し気になったところを、挙げて行きますね。
P7
声尾も出せずに
声尾という言葉、あります? ここは、声も出せずに、で良いと思います。
P10
試験シーズン
この場合は、受験シーズンの方が適しているように思います。
P11
さすが一年で忘れたり
さすが「に」一年で忘れたり
P12
あまり話したことあまりなかったじゃん。
「あまり」が重複しているので、どちらか一方だけで良いです。
P14
高沢君が笑った。
高沢って……誰?(。´・ω・)?
空野さんの小説は随所に、あまり若い子が一般的に使わない、文学的な単語が出て来るので、読者層が偏るかもしれません。
例えば例を挙げると、
書架。一般的な若い子には、本棚の方が伝わります。
相好を崩す。恋々と気になる。妙なる調べ。
この辺りの言葉も、文学寄りの表現なので、ネット小説寄りの表現ではないです。
あとは、器楽部。楽器だけで演奏される音楽の総称が器楽なのだから、吹奏楽なども器楽に含まれるので、この言葉の方がメインなのですが、おそらく器楽部と言うより、軽音部とか、吹奏楽部とか、ブラバン部の方が、馴染みがある言葉なので、物語りに感情を寄せやすいです。
どうしてもエブリスタの場合、文学書ではなく、ネット小説の分類に入ると思いますので、そっちの読者の方が圧倒的に多いです。
なので作品によっては、読者の方に文体を寄せてあげると栞が伸びると思います。
引き続き頑張ってくださいね。( *˙ω˙*)و グッ!
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