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柚木ヨウスケさん
拝啓 ニ十歳のキミへ
https://estar.jp/novels/25823406
まず本作は、短編小説なので、栞が入らないのは幾分仕方がないと思います。
そのうえで、この作品が短編で書かれたことに、文字数制限といったような縛りがあったのでしょうか？
せっかくオチがちゃんと考えられているので、もう少し色々描写してあげれば良かったのにと思いました。
感想を言うと、急ぎ過ぎで残念。ですかね。
あと、ストーリーで言うと、最初の１ページ目で、だいたいラストのオチは予想出来ますが、こういうオチの作品は、分かっていても好きという読者は多いので、決して悪くはありません。
ただし、ほぼ全てにおいて、突然シーンが変わって、物語りの時間が進行しているので、一瞬「えっ？」となってしまいます。
シーンが変わるなら、それを読者に伝える一文がほしいです。
例えば、Ｐ4で勉強を教える約束をしたと思ったら、ページを捲ったＰ5で、いきなり一緒に勉強をしていて、成人式に行くのか行かないのかという会話をしていたのに、次のページで、いきなり二人は付き合っている。
読者はページを捲った瞬間は、前のページを引き継いで読み始めているので、シーンが変わっているなら、それを伝えてあげないと、話に着いて行けません。
例えば、ページごとの書き出しに、そのシーンの日付をいれるなどをしてください。
他に気になったことは、複数の人物が登場する場合、ハッキリと台詞に違いを出せない時は、誰が喋った台詞なのか、地の文で書いてください。
例えばＰ8
「よし、ではキミとはここでお別れだ。各々取りに行こう」
役所の入り口に着くとそう言った。
アヤネがもう少し女の子っぽい口調で喋るキャラだったら、問題はないのですが、一見男性的な台詞なので、読者は一瞬「えっ、どっちの台詞？」と思います。
細かいですが、こういう「？」があると、読者にはストレスになるので、結果、最後まで読んでもらえません。
役所の入り口に着くとアヤネがそう言った。
と書いてくれていたら、これがアヤネの台詞だとすぐに理解できるので、読者に対して親切です。
Ｐ１
昔のことあんまり覚えてられなくて
これは、「昔のことは覚えていなくて」ではなく、現在進行形で
覚えたことを数年で忘れて行く病気ということでしょうか？
過去のトラウマ的な事件で、その頃だけの記憶がないのでしたら、「昔のことは覚えていなくて」の方が良いと思います。
あと、文章がおかしいところです。
Ｐ１
その名前は身に覚えはなかった。
その名前は身に覚えがなかった。or その名前には身に覚えはなかった。
Ｐ２
悟られるのは
覚られるのは（こっちの方が一般的）
Ｐ4
まさかの次の機会から向こうから示された。
まさかの次の機会を向こうから示された。
男性が主人公の恋愛小説というのは、エブリスタでは中々読んでもらえませんが、めげずに引き続き頑張ってください。
( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ!
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