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新田 遼(瑞峰)さん
姫夜叉とお禿の大将
https://estar.jp/novels/23935159
本作は中々面白い作品ではありますが、まず、残念なお知らせが御座います。
『マチルダさんのエッセイを拝見して、葛西先生に可能であればご批評頂きたくこの場へ参上させて頂きました。』
はい。読む前にチームマチルダの党員であることが判明した以上、残念ながらチョコレートは差し上げられません。
ペコリ((。´・ω・)。´_ _)) あしからず。
ということで、本作なのですが、十人十色賛否両論色々あると思いますが、僕の個人的な意見としては、読み辛いです。
面白い内容だけに、実に残念に思いました。
特に気になるのが二点ほど。
まず「・・・・・」ですね。
他の作品にも目を通させて頂いたのですが、新田さんの作品には全て「・・・・」もしくは「……」が出て来ます。
もちろん他の皆さんも作品には、ほぼ100%くらい使ってはいるのですが、新田さんの作品は、やたら目に付くので、少し減らした方が読み易いと感じました。
「蒼い蒼い空の果てへ……」
「醜い騎士と光を失った姫」
「たいせつなおとしもの」
この辺りの作品は、三点リーダー「……」を使用しているので、それほど気になりませんが、本作は「・・・・」を使用し過ぎていて、正直読み辛いと感じました。
もう一つは視点です。
基本的には姫夜叉の視点で進んでいるのですが、時折三人称みたいになってしまって、ごちゃごちゃになっている感が否めません。
また、そのせいで、まず行動を地の文で説明してから、会話が入るのにも違和感を覚えますし、このやり方だと会話の前の地の文に、必ず「言った」とか「答えた」という述語が必要になってしまいます。
今回このエッセイの初心者簡易講座の9ページに書いてある通り、出来るだけ「言った」という言葉は使わずに、変わりに表情や仕草、状態を書いた方が、読者に映像として見てもらえるので、このやり方は僕的にはお勧めできません。
やはり、まず台詞を入れてから、地の文を入れた方が良いと思います。
ページを変えます。
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