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例を挙げます。会話前の地の文の最後の述語と会話を拾い上げます。
P11
答えた。
「ところで右近は?」
答えた。
行っておる。」
言った。
出立したと・・・?」
言った。
もどっておるのか。」
まだ帰陣していないかと・・・。」
言った。
陣替と見た。」
言った。
大詰めぞよ。」
という感じで、地の文の文末に「言った」or『答えた」の使用率
100%です。他のページでも、ほとんどこのパターンになっています。
これを出来るだけ減らすには、やはり先に台詞だと思います。
ちょっとやってみます。
「ああ、二人とも無事でよかった……。細かい話は中でしよう。ところで右近は?」
八雲は立ちすくんだままで答えると、弥太郎の顔を注視する。
「右近殿なら、わし等と入れ違いに、城外に出て行った七手組の軍勢のところに行っておる」
弥太郎は酒の入った鉄瓶を手に取ると、そのまま直に喉へと流し込んだ。
「なんじゃと? 七手組が城外に出立したと……?」
その台詞に、ザイツヴァルトが立ち上がって顔色を変える。
「朔! 道明寺で又兵衛殿の後詰に出た、豊前守殿、源次郎殿、信繁等は戻っておるのか?」
ザイツヴァルトは朔太郎を睨みつけた。
「いえ……まだ帰陣していないかと……」
「なるほど……流石は戦上手の御仁達じゃの……。夜陰に紛れての陣替とみた」
朔之助の返事に、ザイツヴァルトは、くわっと碧い瞳の宿る眼を見開く。
「若! 出陣の用意じゃ! すぐにも使いが出陣の要請に来よう……。戦はいよいよ大詰めぞよ」
あたしも含めて、呆気にとられる一同を前に……ザイツヴァルトは何かに取り憑かれたかのように、身体を震わせた。
順番を変えると、「言った」や、「答えた」を使わなくても、文章を成立させることが出来ます。
あまりにも「言った」が多いと、小学生の作文みたいになってしまうので、出来るだけ「言った」は使わない方が良いと思います。
ところで、一ノ瀬やくもんと、岡田朔ちゃんは分かるけど、ゆうって(有)さん?
姫夜叉って誰?(。´・ω・)?
そっちが気になって、物語りが頭に入って来なかった……。すぴぱせん。
新田さんは設定とか、ストリーは面白いので、読者が読み易い表現を意識して執筆すると、栞は増えると思います。頑張ってください。
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