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臆病者の愛。
葛西竜哉の、妄想コンテストに応募したことがないけど、臆病者の愛をプロデュースして、入賞を狙っていくぞヴァージョン。(すでに選考は終了しています)
まず、あらすじの「ある日、あの事件に出遭うまでは」は、消します。
この一文を読んでから、作品を読み始めた場合、2ページ目の「熊まで出るらしいな」「お前には無理か」で、ゴマが、熊に怒って向かっていく。ということが読者にバレてしまいます。
オチは出来るだけ覚られないようにした方が良いかなぁ……と。
中盤は特に問題はないので、この感じで進めていいと思います。
問題は最後の7ページ。
羽餅さんは1章1ページで統一しているので、こういう形態になっているのですが、こういう系の、やや子供向け作品の場合、もう少し1ページを短くした方が良いと思うので、1章1ページに拘らなくて良いと思います。
また、本作を含め、他の三作品も短編で同じような仕様だからまぁ、良いのですが、長編の時は章には数字ではなく、タイトルをつけることをお勧めします。
あのシーンを読み返したいと思った読者が、章タイトルが数字だけだと、中々読み返したいページを見つけられないからです。
すみません(;^ω^) 本題からそれたので戻します。
P7 長いので3ページくらいに分けます。
書籍本と違い、携帯小説では、スペースや改ページも有効に使うべきです。
で、最後の少し前にこれを入れてください。↓
今までずっと、何でみんな怒るんだろうって不思議だったけど、今日やっと分かったよ。
大好きな人のことを、守りたくて怒るんだよ。
大好きな人のことが、心配だから怒るんだよ。
きっとそうだよね?
深い、もったりと重い眠りが襲ってくる。
「ゴマ!」
お父さんの声だ。お父さんが来てくれたんだ。
「バカヤロウ! 死ぬなゴマ!」
あれ? お父さんの声が怒ってる。
何で?
あっ、そうか。
お父さんはきっと、僕のことを心配してくれてるんだね。
だから怒ってるんだね。
有難うお父さん。
でも、僕は……
あがなうことが出来ない深く重い眠りが……。
おじいちゃんの声が遠くなる。そしてお父さんの声も……。
で、ページを変えて
ゴマ。
山下家のゴマ。
真っ黒な体をして、太い尻尾を持ち、「わん」としか喋ることが出来ない。
それが僕だ。
それでも僕は、またこの家族と一緒に暮らしたい。
その時また、臆病者に戻っていたとしても、みんなは笑って許してくれるかな。
それとも……怒るかな?
で、エンディングです。
最後のシーンに、あざとく「怒る」を持って来て、選考委員にアピールしてみました。
ちょっとやり過ぎ?(;^ω^)
でも、これくらいテーマを押し出して行った方が、分かり易いのではないかと……。
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(・∀・)ニヤニヤ
でも、本作は実に良い作品でした。感動で目がうるうるしちゃいました。
大変よく出来ました。(*´∀`)ノ■はい、チョコ
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