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P2
骨董品が売っているいる店
これだと、骨董品という名前のオジサンが商品を売っているお店になっちゃうので、
骨董品が売られている店
骨董品を売っている店
のいずれかが正しいと思います。
イチ女子高校生が手に入れられるのもおかしな話だ。
文章としては、おかしくありませんが、物語の流れなら、
イチ女子高校生が、そんな値段で手に入れられるのもおかしな話だ。
イチ女子高校生が、そんなに簡単に手に入れられるのもおかしな話だ。
いずれかだと思います。
P3
丁寧に三つ編みし
丁寧に三つ編みにして
P4
その場から早く消え去りたいというような感じで走り去って行った。
こういう感じで、一文の中に似たような言葉があるときは、どちらかを変えた方がスッキリします。
その場から早く消え去りたいというような感じで駆け出して行った。
みたいな感じですかね。
P5
「ねぇ、紗耶香。冴木さん今日休みかな?」
「桃花何言ってるの? 冴木さんて誰?」
この辺りから台詞にリアリティがありません。胡蝶蘭さんが紗耶香の状況だとして、親友に突然、見たことも聞いたこともない人間の名前を出されて、その子が今日は休みなのか? と真顔で聞かれるのですよ?
僕が紗耶香だったら、色んな意味で不安になって、「桃花何言ってるの? 冴木さんて誰?」とか「どうしたぁ?夢でも見てるの?そんな人クラスにいないよ」
みたいな返しはしないと思いますけど……。(;^ω^)
例えば、
「ねぇ、紗耶香。冴木さん今日休みかな?」
「えっ、何? 誰が?」
「いや、だから冴木さんだよ」
「サエキ? 誰、それ?」
「えっ? いつも分厚い本を読んでる真面目っ子だよ」
「は? 桃華、大丈夫?」
「えっ、何が?」
「何がじゃなくてさぁ。急に変なこと言うから心配するじゃん」
「変なこと?」
「えっ、うん。だって全然聞いたこともない人が、今日は休みなのかとかさぁ」
こんな感じじゃありませんかね?
P9
彼女は私と同級生だから十六歳のはずだ。だがベッドに横たわっている彼女……
同級生なのは分かり切っているのだから、「のはずだ」はおかしいと思います。
また、女の子視点の一人称の時は、接続語に「だが」や「しかし」は使わないようにしましょう。
P3の
冴木さんはクラスメイト「だが」話したことは一度もない。
これもそうで、「だけど」とか「なのに」に変えた方が女の子っぽいです。
なので、P9のこの一文は、
彼女は私と同級生だから十六歳なのに、でもベッドに横たわっている彼女……
で良いと思います。
とりあえずこれくらいでしょうか。一章は内容も面白くて、先が気になる展開で終わっているので、とても良いと思うのですが、問題は二章です……。
長くなるのでページを変えます。
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