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本作はまだ更新途中ですが、おそらく涼香と主人公の二人が、主軸として物語を進めていくのではと思います。
特に一人称小説の場合、二人の女子大生のキャラの、会話がメインになっていくと思いますので、二人の使用する一人称や、言葉遣いを分けて、読者に今どっちのキャラが喋っているのかを、台詞だけで判断してもらう必要があります。
そういう意味では、涼香のいちいち読点で区切る台詞は、頭の中で考えながら、おどおど喋っている感じが出ていて、素晴らしいと思いました。
ただ、二人の関係性がもう少し親密になった時、喋り方は変わると思いますので、その分を他でカバーしたほうが良いと思います。
例えば二人とも地方出身者なので、標準語でも理解できる程度の方言をいれるとか、一人は漢字を多く使い、もう一人はカタカナを多めに使うとかです。
一人称も、二人とも「私」なので、ひとりは「わたし」とか、「あたし」に変えると、それだけで読者にどっちのキャラの台詞か分かってもらえます。
僕なら主人公に「あたし」で喋らせます。その理由は後で書きますので、先に進めます。
やはりこの作品において、一番気になるのは主人公の名前が開かされていないことです。
どういう意図で伏せているのか分かりませんが、例えば読者に主人公の視点に寄って読んで欲しいので、それぞれの読者の名前で……と言う意図でしたら、主人公の容姿を書き込んでいる段階で、すでに逆効果ですし、
一人称の視点で進めている中、実は主人公と思わせておいて、別のキャラの視点(例えばドッペルゲンガーの主人公)を混ぜておいて、後からあのシーンは、主人公の視点ではありませんでした。
みたいな叙述トリックっぽくしようとしているのなら、それは読者に対して少し不親切な気がします。
ホラーなので、そこまでややこしくせずに、純粋に恐怖を煽った方がウケると思いますけど……。
長くなるのでページを変えます。
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