月扇さん

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月扇さん

匿名勇者の交友録 https://estar.jp/novels/25779464 参加有難うございます。 設定とか中々面白いと思います。 なのに何故しおりが入らないのかと、考えてみたところ、ライトノベルのような書き出しで始まる作品の場合、読者層は当然ラノベ好きということになるのですが……。 彼らはこの作品のように、ラノベの書き方が出来ていないと判断した瞬間、この作者はラノベの事をそんなに分かっていないので、どうせ大して面白いものは書けないだろうと……。 と毛嫌いされたのかもしれません。ラノベの書き方を参照してみてください。 例えば三点リーダー「…」は偶数個で使う。などのルールがあります。 どんなに凄いオチが待っていようとも、最初の数ページがつまらなかったり、読みづらかったら、先を読んでもらえないです。 ここからは、少し偏った個人的な見解になります。 この作品の場合、まず最初のページで世界観の説明が始まっています。この辺りはバッサリ切ってしまって構まわないでしょう。 僕がもしこの作品を書くとしたら、主人公が勇者の剣を掘り当てるところから始めます。 例えば……。 「ん?」 畑を耕していた手に、ガツンと固い手応え。 「えっ、何だこれ? えっ、え?」 掘り出してみると、いかにも高額な値が付きそうな剣だった。 「マジか? これ売ったら結構いい値段になるな……」 俺は畑仕事を切り上げると、武器と防具専門の質屋へと向かった。 「へい、いらっしゃい」 質屋の親父は俺の顔を見て、あからさまにガッカリして、ため息を吐く。 「これ買い取ってもらいたいんですけど」 「ん? どれだ……。なっ、こ、これは! オマエこれ、どこで盗んできた!」 「ちょ、冗談じゃありませんよ。盗むわけないでしょ」 「じゃあ、どうした?」 「うちの畑を耕してたら、土の中から出て来たんですよ!」 疑いをかけられ、つい声が大きくなる。 「何だと!」 それ以上のデカイ声で親父が叫んだ。 「とにかく、買ってくれるんですか。買ってくれないんですか?」 「買う! 買うに決まってるだろ! っていうか、オマエこの剣が何なのか知らないのか?」 「えっ、そんなに凄い剣なんですか?」 「当たり前だ。この剣はなぁ、歴代の勇者たちが、魔物を倒してきた伝説の剣なんだよ」 「へぇ……すごいんですね。で、いくらで買ってくれます?」 みたいな感じで始めて、キャラの会話なんかで段々と世界観を出して行く感じにします。 頑張ってください。 コメント欄の文字数が足りなかったので、少し補足させてください。 大人気RPGのFINAL FANTASYⅩとかⅫとか、ハマって遊んだ時に買った攻略本の最初にかかれていた、ゲームの世界の細かい描写。 ハイファンタジーのファンはあれを全部読んでくれますが、月扇さんの文体は、ラノベ寄りなので、最初に世界観の説明はやめた方が良いと思います。 僕ならこう書くと、先ほど書いた(文字数制限でかなり省略しています)ように、 剣を見つけて質屋にいく。 質屋が王の家来に剣を渡す。 家来から剣を受け取った王が、剣を見つけた男を呼びつけて、勇者に任命する。 というのを、地の文で一括説明せずに、全てシーンを切り取って、会話付きで表現しながら、 前の勇者に後継者が出来なかったことが、魔物にバレたので、剣を見つけた男に押し付けた。 ことを読者に分からせるやり方をします。 まぁ、僕はこの方が栞は伸びると思いますが、ファンタジーは得意ジャンルではないので、正解は分からないです。
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