そこら辺の人さん

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「ちょっとラント! またアンナ様に意地悪言っているの!?」  そう怒っている少女はラントの幼なじみのフラウである。  ふわふわのプラチナブラウンの短い髪に、空色の瞳を持つ可愛らしい17歳の少女だ。 初めて出てくる登場人物が、台詞から入ってくる場合であっても、そう怒っている少女は……のように、前の台詞を誰が喋ったのかの説明はいりません。 「ちょっとラント! またアンナ様に意地悪言っているの!?」  ラントの幼なじみのフラウが、キレ気味に怒鳴る。 これで伝わります。 で、次の4ページ目に変わった時、その日の夜、女性用テントにて――。 と、場面の説明から入りますが、こういうのも素人小説の典型なので、普通に、地の文で書いた方が良いです。 「アンナ様、ラントが申し訳ありませんでした」  夜になって、女性用のテントの中で、フラウはアンナに頭を下げた。 「いいのよ、いつものことだから」  平謝りするフラウに、アンナは苦笑いする。  こうやってフラウがアンナに、幼なじみの態度のことで謝るのは、ほとんど毎日の事となっていた。 こんな感じで良いです。 あと、この最後の文の、幼なじみの態度で謝るのはほとんど毎日のこととなっていた。 これだと、フラウがアンナに対して、幼なじみのような態度をとったように思えるので、幼なじみの態度の「こと」で、が正解です。 P6 魔物が一行に向かってくるところだった。 自分たちを、一行という表現で表している感じが、おかしいように感じました。 こっちに向かってくるところだった。で、いいのではと思います。 この辺りまでを改善して、アンナが崖下に落ち、魔王と出会うところまで読者を連れて行くことが出来れば、後は最後まで読んでもらえると思います。 ガイアスとアンナの掛け合いが面白いので、いかに読者をそこまで連れて行けるかではないでしょうか。 引き続き更新頑張ってください。( *˙ω˙*)و グッ!
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