そこら辺の人さん

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そこら辺の人さんからペコメが入ったので、少々追記致します。 キャラの細かい描写を、ちゃんとした方が良いと思っていたということなのですが、それが間違っているという訳ではありません。 漫画なら、それぞれのキャラクターの違いは、見れば一目瞭然ですが、小説の場合は文字で表現するしかないからです。 ただ、これはエブリスタに限ったことではないと思いますが、いきなり初見でたくさんのキャラが出て来て、その一人一人に細かい描写をされても、読者は煩わしいだけで、覚えきれないと思うのです。 例えば本作の場合、最初の戦闘シーンで一気に四人のキャラ紹介があって、次のページでまた一人、フラウのキャラ紹介があります。 それぞれのキャラで、容姿、髪の色、瞳の色を紹介していますよね。 初見の読者は、この紹介を煩わしいと思いながら先まで読んでいくわけですが、 次にアンナとフラウのシーン。 そして、コベクアとの戦闘シーン。 更にアンナと魔王のシーンに続きます。 その後、アンナと魔王の二人で物語が進んで行き、P30で崖下に落ちたアンナたちを捜すラントたちのシーンになりますよね。 そのページまで読み進めた読者に対して 「ではここで問題です。ラント、ガイアス、アンナ、フラウ、ムジカ、ナタカ。これらのキャラの髪の毛の色と、瞳の色はそれぞれ何色ですか?」 と、いう質問をした場合、何人の読者が全て正解出来ると思いますか? ハッキリ言って、全部正解出来る読者は、一人もいないと思います。 つまり、読者はそれぞれのキャラの細かい紹介に、煩わしい思いをしただけで、記憶に残っていることは、そのうちのほんの少しだけだと言うことなのです。 なので、この作品の場合、細かい描写は主要キャラの、ラント、ガイアス、アンナの三人だけで充分じゃないかと思います。 もちろんそれも、地の文で長々と紹介するのではなく、行動と台詞で読者に示しましょう。 ラントは笑いながら、薄茶色の髪をふわりとかきあげる。とか、 「ラントの瞳って、まるでエメラルドみたいに綺麗よね」みたいに、 行動の地の文や、誰かの台詞で差し込んでくださいということです。 逆に、場所を表現する文章は、細かく描写してください。 木ひとつ生えていない荒れた岩山とか、樹木が生い茂り、奥まで陽が差し込まない鬱蒼とした密林とか、読者を主人公たちのいる世界に引きづりこんであげましょう。 聖女がお風呂で逆上せるシーンとか、魔王と聖女の絡みは面白いので、そこまで読んでもらえるように、序盤を修正した方が良いかなぁと思います。 更新と修正、頑張ってください。
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