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柚月さん
赤―セキ―
https://estar.jp/novels/25779158
参加有難うございます。 この作品は柚月さんの代名詞ゆるほっこりホラーとは打って変わっての、本格ホラーなのですが、やはり本格的なホラーを書く場合、臨場感とリアリティってすごく大事です。
まず最初のページ。こういった夜って、どういった夜なのでしょうか? ここは、だいたい夜はいつも。とかで良いと思います。
携帯小説のホラーって、間合いも大切なので、一文ごとに改行して、スペースを開けるくらいで良いと思います。
臨場感で言うと、熱い。痛い、熱い、熱い熱い熱い熱い熱い。のところは凄く良いです。
逆に、それ以降は淡々と状況の説明に終始しているので、リアリティも臨場感もなく、ホラーというより、ミステリーかサスペンスみたいです。
ホラー小説は、特に読者に映像を提供して、恐怖を煽らなければならないので、特に両親が娘の遺体を見つけるところは、省略しないでリアルに描写した方が良いです。
あのシーンは僕なら、こう書きます。
「あーー疲れた」 「あなた、お風呂先にどうぞ」 「ああ。有難う」 妻に促されて、浴室に向かい、洗面所のドアを開ける。 「ん?」 いつもは真っ暗な洗面所の電気がついていた。
浴室の電気もついていて、急にイヤな胸騒ぎがする。 「あっ」 良く見ると、脱衣カゴに娘の着替えとバスタオルが入ったままだ。
「瑞香、お風呂に入っているのか?」
呼び掛けても返事がない。
慌てて浴室のドアを開けると、真っ赤に染まった浴槽の中で、ぐったりと動かない娘の姿が目に飛び込んできた。
「瑞香! おい、瑞香! しっかりしろ」 むせ返るような血の匂いが鼻につく。
「あなた、どうしたの! えっ、嘘でしょ? いやぁああああああああ」 妻が浴室に飛び込んで来ると、変わり果てた娘の姿を見て半狂乱で泣き叫んだ。
こんな感じで、警察の現場検証のシーンとか、葬儀場でのシーンも、全部ちゃんと映像になるように書いた方が良いと思います。
まだまだ序盤なので、この後の展開をすごく期待しています。頑張ってください。
(*‘∀‘)ノ■ ハイ、チョコ
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