福音さん

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全体のストーリーとしては、亡くなる直前のおばあちゃんが、過去に出会った人たちと再会しながら回顧して行くという、ほのぼのとした心温まる作品に仕上がっていて、とても素晴らしいと思います。 まず書き出しは、孫と思われる人物の台詞ですね。 これはおそらく、病院とか自宅の布団の上だとか、すでに衰弱して亡くなる直前のおばあちゃんに、もう一度美味しいおはぎを作って食べさせてほしいという、死んでほしくない思いから来る呼びかけなので、台詞の最後に「!」エクスクラメーションマークがあるのは問題ありません。 ですが「!」このエクスクラメーションマークという記号は、いわゆる感嘆符なので、強調や驚愕を表すために文末に用いる記号ですから、その孫の呼びかけに応える、衰弱して死にそうなおばあちゃんの台詞で使用するのはおかしいです。 あと、♪ も使用されていますが、こういった記号は全て、基本的にラブコメ以外のジャンルでは使用しない方が良いです。 あの子にはこの味が出せたかしら? という台詞があるんですけど、あの子って誰の事でしょうか? 最初、お母さんにおばあちゃんのことを、希美(きみ)ちゃんと、フリガナまでつけて呼ばせたのに、それ以降、喜美ちゃんと変わっているのは、なぜでしょう? (;・∀・)ただの間違いですかね? だとしたら、主人公の名前は間違えちゃダメですよ。一番大事なことです。 この流れで中盤に入っていくのですが、ここからは同じように、過去の出来事の回想シーンになります。 まず中里先生とのシーンですが、ここも♪の記号は使用しない方が良いです。 妄想コンテスト用なので、文字数制限があって仕方ないですけど、会話だけで、仕種や周囲の風景といった描写がないので、少し文章が稚拙な感じになってしまっているので残念です。 中里先生が優しい笑顔で微笑んでくれた。みたいに表情いれたり、 中里先生はパレットに絵の具を出して、カラフルな色を作ってくれた。みたいに動作や状況を読者に見せてあげると良いと思います。 ページを変えます。
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