藤川みなはさん

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そして本文ですが、藤川さんはこのエッセイの特典を読まれてるようなので、それと照らし合わせてみます。 まず、1ページの文字数。 長いですよね。1ページ目だけで、3ページ分の長さがあります。これはおそらく、ページごとに一つの話にして、視点主人公を変えているからだと思うのですが、エブリスタで読者を増やしたいのでしたら、少し短くした方が良いでしょう。 次に、過去から現在への回想。 これも物語の性質上、転生前の状況を、読者に見せたいのかもしれませんが、だらだら感満載です。 この作品の場合、異世界転生ものと謳っているにも関わらず、主人公の人格が転生前の梨花ではなく、ヴァイオレットで進めているので、こういう場合は転生前の物語りは、最初にやらないほうが良いです。 まずヴァイオレットという少女の、現在(15~18歳)くらいの物語りから始めて、家が火事になる等の事件(イベント)を引鉄にして、前世の記憶を取り戻すというのが、定石だと思います。 ただし、転生もので書籍化等を狙っているのでしたら、このやり方ではなく、前世の梨花の人格で、現世に転生してヴァイオレットとして物語を進める物語にしなければ難しいでしょう。 転生ものの面白さと言うのは、現代社会の知識を持って、ファンタジーの世界のイベントをクリアしていくというものだと思うので、ヴァイオレットの人格で物語を進めてしまうと、それではただのファンタジー小説になってしまいます。 本作の場合、一部転生前の人格で進めていますけど、矛盾が生じてしまうので、はなから梨花の人格でやるべきだと思います。 ページを変えます。
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