瀬波 沙々@しばらくゆっくり活さん

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プロローグが男の一人称で始まっているんですけどね。 一章になると、三人称小説になっちゃうんですよ。 これはさすがに意図してのことだと思いますが、読者としては「あれ?」って感じです。プロローグを一人称にする意味が良く分からないんですけど。重要なことなんでしょうか? 出来れば三人称の方が、少なくとも読者に「あれ?」とは思わせないと思うのですが……。 読者の中には、一人称小説が苦手で三人称しか読まないという人もいますから、最初のページを見て、一人称だから読むのやめようっていう人もいると思います。 逆に一人称小説しか読まない人なら、期待してプロローグを読み終わったとたん、三人称小説が始まってしまうと、ガッカリして読むのをやめることもあると思います。 少しでも多くの読者に読んでもらいたいのなら、そういう配慮もすべきではありませんか? 3P 廉崎はじめ一課の一同はそろって僅かに後ずさった。 一課の一同じゃなく、丸暴なら四課の一同じゃないですか? (最近丸暴自体あまり聴かなくなったので、今も四課という課があるのかは不明ですが…)あと、瀬波さんの文章って、助詞がなくて分りづらいと思うところがあるので、例え台詞であっても、助詞を意識してください。 廉崎はじめ だと、はじめっていう名前と誤認しがちなので、助詞を入れて、廉崎「を」はじめ四課の一同。にしてください。 台詞はキャラの個性ですから、よほど伝わりづらいもの以外は大丈夫です。 例を挙げると P7「気安く呼ぶな、敬語「を」使え!」 P8「今まで「と」同様に好き勝手できると思うな」 地の文なら必要ですが、台詞でこれくらいなら許容範囲です。 逆に地の文は、出来るだけ正しい日本語にしなければならないので、 P6 なりふり構わず好き勝手「に」行動する。としなければなりません。 P6 挙げたら挙げたらで、 挙げたら挙げたでじゃないですかね? P10 約束守れねえんだったら ここの「え」は小さい方が良いんじゃないでしょうか? 約束守れねぇんだったら どうでしょう? P15 しかと頷く。 って、時代劇みたいなので、しっかりと頷くで良いんじゃないでしょうか? P13 すると龍二は何を思ったのか、まじまじと二人を見比べて――。 P15 柳眉を寄せた比奈。廉崎は目を合わせず惚ける。 P16 赤くなった耳元を押さえ、目を逸らした比奈。反して、廉崎は一切逸らさないまま、自身の顬をトントンと人差し指で叩いてみせる。 P17 嫌そうに思いきり舌を出した比奈。廉崎は満足げな微笑みを零し、その頭を撫でる。 この辺りは地の文章が、シナリオみたいな書き方になっています。敢えてなのかもしれませんが、あくまでも僕個人の感覚ですけど、流れが悪く感じます。 キャラAの台詞。キャラAの仕草。 キャラBの台詞。キャラBの仕草。 もしくは、キャラAの台詞。キャラBの台詞。キャラAとキャラBの仕草を区切らずに一括で。 こうしてくれると、違和感を覚えずスムーズだと思います。 例えば、ポーチを受け取りつつも、ひなは柳眉を寄せ、廉崎は目を合わせずに惚けた。 こんな感じです。ですが、出来るだけ各台詞ごとの仕草を纏めないで、それぞれの台詞の後に入れた方が、その情景が浮かびやすいんですけどね。 ページを変えます。
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