ユカヲさん

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ユカヲさん

ドル婚 https://estar.jp/novels/26169179 前半を読ませてもらった感想を言うと、中学生くらいの女の子を対象にした作品という解釈でなら、すごく面白いです。 ただ、主人公が学生ではなく社会人なので、その辺りの層だと、こういう文体が受け入れてもらえるものかどうかは、はっきりと分かりません。 というのは、いきなり最初の文が、 私は興奮していました。 素敵さをかみしめていました。 という過去形で書かれていますよね。 これについては、このエッセイの特典を読んでもらうと書いているのですが、この作品の書き出しが過去形で書かれているので、過去の主人公の回想というか、読者に説明してるっぽくなってしまっています。 2ページ目も、主人公の自己紹介を読者に対してずっと行っていますし、ようやく3ページ目から、会話が入って本文が始まるのかと思いきや、ここも主人公の自己紹介になってしまっていますね。 3ページの最初の文章が会話文なんですけど、少し長いので会話文の途中で、改行していて、台詞なのか、台詞が終わっているのかの判断が難しいです。 いったん区切って、地の文を挟むか、誰か他のキャラに相槌を打たせましょう。 「今日もお疲れさまでした」 終礼と共に、スタッフの顔を見回す。 「12階会議室で、今日会議中に掃除機の音が響いてうるさかったとの、クレームがありました。私の清掃配置ミスです、実際にお叱りをうけた山科さん、申し訳ありませんでした」 山科さんに向かって、頭を下げた。 「今後このようなクレームがないように調整します」 山科さんが頷いた。 みたいな感じです。 ページを変えます。
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