月虹うたげさん

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2ページ目で場面転換して、本題が始まっていきます。 巨大な海の渦のように、ぐるぐると渦巻いていた。 決して悪い文章ということではなく、似たような単語を使わない方が、素人っぽくないので、変えたほうが良いですよ。例えば、 荒れ狂う真冬の海のように、ぐるぐると渦巻いていた。 みたいな感じです。 その次の行の、じゃーん、たらりらりらりらりーん。 この物語の舞台と、ひらがなで奏でる音の表現が合っていないように感じます。 和風の設定で、和楽器なら良いのですが、この物語ならカタカナの方が合っているように思いますけど……。 一筋の光明が私の入る周りを柔らかく包み込む。 私のいる周りじゃないですか? さっきまで疲労困憊だったのに不思議と全身に力がみなぎる。そして、うながされるままにその光を辿っていく。 一人称なので、みなぎる。で切ると、最初のページの一行目と同じで、第三者的になるし、文章が詰まったように感じるので、ここは繋げたほうが良いと思います。あと、ひらがなが続くときは、読点で切らないと読みづらいです。 さっきまで疲労困憊だったのに、不思議と全身に力がみなぎり、そして、うながされるままに、その光を辿っていく。 こんな感じです。 近づいてみると扉の向こう側から、かすかに先ほどの美しい旋律が聞こえた。しかし不思議なことに、先ほど聞いた男の人ではなくちゃんとした音源らしかった。 ここに至るまでに、主人公の描写が何一つされていません。 男性なのか女性なのか、背が高いのか低いのか、若いのか年寄なのか。そもそも主人公の名前は? これでは読者は主人公に感情移入が出来ませんよね。 例えば主人公が、アズという名前の若い女性だったとするなら、最初のページの三行目の後に、回想を挟むと良いでしょう。 「アズ、愛しい俺の彼女。君のことは必ず俺が守るから」 そう言って私の金髪を優しく撫でてくれた彼……。 こういう一文を入れてくれると、主人公がアズという名の金髪の女の子だと、読者に伝わるので、感情移入してもらいやすくなります。 ただし、がっつりと主人公の自己紹介をやるのはNGです。 ページを変えます。
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